海雲山 普門寺(愛知県大府市) Kaiunzan Fumonji Temple
- 知多四国八十八ヶ所霊場 3番札所
The 3rd temple, Chita-Shikoku 88 Reijo (88 Stage on the Chita-Shikoku Pilgrimage) - 知多西国三十三所霊場 27番札所
- 尾張三十三観音霊場 5番札所
寺院概要
名 称 | 海雲山 普門寺(かいうんざん ふもんじ) Kaiunzan Fumonji Temple |
---|---|
所在地 | 〒474-0011 愛知県大府市横根町石丸95 95 Ishimaru, Yokonemachi, Obu-shi, Aichi-ken 474-0011 JAPAN |
TEL | 0562-46-0164 |
WEB | Website YouTube |
宗旨・沿革など
宗 派 | 曹洞宗 |
---|---|
本 尊 | 十一面観世音菩薩 |
開 山 | 雪山寿成大和尚 |
開 基 | 不詳 |
創 建 | 672(白鳳元)年 |
ご真言 | おん まか きゃろにきゃ そわか |
ご詠歌 | ありがたや 寺の名さへも 普門品 唱えて暮らせ 朝な夕なに |
その他 | 行事: |
アクセス
〒474-0011 愛知県大府市横根町石丸95
- 駐車場:山門前
- 最寄駅:JR東海道本線・武豊線 大府駅
詳細・参拝
平成十九年に弘法堂とともに改修された整然と美しい境内には、常滑焼の観音像や、石柱に敵め込まれた輪状の石を回して諸願成就を祈願する「浄め石」なども見られる。
普門寺の由緒には、興味深い物語が伝えられている。白鳳元年(六七二)、その年に起こる壬申の乱を予兆させるかのように、夜ごと海上に不気味な光を放ち、雷鳴とも車輪の鳴る音とも聞こえる「怪」が現れた。そしてある夜、山に白雲が虹を架けるように連なり、村人たちを震え上がらせた。その夜、横根村に住む信心深い老人が夢のなかで、「慈眼視衆生、福衆海無量」 の声を聞き、「すみやかに堂を建て我を安置せよ」とのお告げを受ける。目覚めた老人が海岸に行くと、流れ着いた一体の観音像を発見した。その観音像を、白雲
が指し示した山に建てた堂に祀ったのが、当寺の創建である。その後、昨日までの怪は嘘のように治まったという。平成に入り、十三年に本堂改修、十四年に庫裡を落慶、十九年には弘法堂および境内の改修を落慶した。秘仏本尊の十一面観音立像は藤原中期の作とされ、素朴な杉の一木彫り。高さは一〇四センチで、顔をわずかに傾け非常に優しい 「慈母の相」といわれている。
「知多四国巡礼」歴遊舎
訪問:2019/08/14
2番札所の極楽寺を南下すること約300mでこの普門寺に到着します。
山門前の駐車場は広く、観光バスも入りそうです。
立派な鐘楼のある山門をくぐり境内へ入ると、中央が本堂、左に大師堂(観音堂)、右に庫裏の配置です。
南無大師遍照金剛…。
知多四国八十八箇所霊場
知多四国八十八箇所霊場(ちたしこくはちじゅうはちかしょれいじょう)は、愛知県の知多半島にある88ヶ所の弘法大師(空海)ゆかりの札所の総称です。「(知多)新・四国八十八箇所霊場」と呼ばれることもあります。
弘法大師(空海)は、東国巡錫の途中に知多半島に上陸(現在の南知多市聖崎)し、医王寺で七日間、岩屋で百日間の護摩行を勤められたと言います。
その後1809年(文化6年)に、尾張国古見村の妙楽寺住職「亮山阿闍梨(1722~1847)」が弘法大師の夢告によって発願。三度四国に巡拝を重ね、福住村の農家「岡戸半蔵」と、讃岐生まれで水戸藩出仕の武士「武田安兵衛」の献身的な協力を得て、十余年をかけて知多四国霊場を開創したとされています。
現在は、88箇所に加え、開山所の3箇所と番外霊場7箇所の合計98箇所を巡礼するようになっています。
小豆島八十八箇所、篠栗四国八十八箇所と共に、「日本三大新四国霊場」に数えられることもあります。
詳細は下の記事をご覧ください。




掲載されている情報について、すべて最新かつ正確との保証はいたしかねますので、詳細につきましては各情報の運営元等にご確認いただきますようお願い申し上げます。
コメント