寺院の概要

- 名称:
壷阪山 南法華寺(つぼさかさん みなみほっけじ) 通称:壷阪寺
(Tsubosaka-san Minami-Hokke-ji) - 所在地:
〒635-0102 奈良県高市郡高取町壷阪3番地
(3 Tsubosaka, Takatori-cho, Takaichi-gun, Nara) - アクセス:
- 近鉄吉野線「壺阪山駅」より奈良交通バスで約10分、またはタクシー利用
- 駐車場:有(普通車80台・大型バス6台、有料)
- TEL:0744-52-2016
- 公式メディア等
宗旨・沿革
- 創建:
大宝3年(703年)、元興寺の僧・弁基上人により開創 - 宗派:
真言宗単立 - 本尊:
十一面千手千眼観世音菩薩(通称:目の観音様) - 開山:
弁基上人 - 開基:
弁基上人 - ご真言:
「おん ばざらたらま きりく」 - ご詠歌:
「岩をたて 水をたたえて 壷阪の 庭のいさごも 浄土なるらん」 - 札所:
西国三十三所 第六番札所
寺院の特徴
歴史・由来
壷阪寺は、飛鳥時代に創建され、眼病平癒の霊験あらたかな観音信仰の霊場として知られています。平安時代には定額寺に列せられ、清少納言の『枕草子』にも登場するなど、古くから多くの人々の信仰を集めてきました。
みどころ
- 天竺渡来 大観音石像
インド政府からの感謝の意を表して贈られた石仏で、延べ8万人の日本とインドの石工によって、4年7か月の歳月をかけて彫りあげられました。 - 大涅槃石像・大釈迦如来石像
インドとの交流を象徴する巨大石像群で、境内にシルクロードの香りを漂わせています。 - 八角円堂(本堂)と礼堂
国指定重要文化財であり、本尊の十一面千手観音菩薩が安置されています。 - 三重塔・多宝塔
いずれも国指定重要文化財であり、特別公開時には内部の拝観が可能です。 - 季節の花々
春には桜や山吹、初夏には紫陽花、秋には紅葉が境内を彩ります。
その他
- 社会福祉活動
昭和39年よりインドでのハンセン病患者救済活動を行い、その功績が評価されています。 - バリアフリー対応
本堂前にスロープ、参道階段に電動椅子を設置するなど、バリアフリー対応がなされています。
まとめ
壷阪山 南法華寺(壷阪寺)は、1300年以上の歴史を持つ真言宗の古刹であり、眼病平癒の観音信仰の霊場として多くの人々に親しまれています。
また、最古の霊場巡りと言われる西国三十三所霊場の6番札所で、古くから参拝客の絶えない寺院です。インドとの深い交流を象徴する巨大石像群や、四季折々の美しい景観が訪れる人々を魅了します。また、バリアフリー対応や社会福祉活動にも力を入れており、誰もが安心して参拝できる寺院です。

