
寺院の概要
- 名称:
竺和山 霊山寺(じくわさん りょうぜんじ)
(Jikuwazan Ryōzen-ji Temple) - 所在地:
〒779-0230 徳島県鳴門市大麻町板東塚鼻126(126 Bando Tsukabana, Oasa-cho, Naruto-shi, Tokushima 779-0230, Japan) - アクセス:
- JR高徳線「板東駅」より徒歩約10分
- 徳島バス「霊山寺前」バス停下車すぐ
- 駐車場:普通車約100台、大型バス10〜20台分の無料駐車場あり
- TEL:
088-689-1111 - 公式メディア等:
宗旨・沿革
- 創建:
天平年間(729〜749年) - 宗派:
高野山真言宗 - 本尊:
釈迦如来(白鳳時代作の誕生仏) - 開山:
行基菩薩 - 開基:
聖武天皇の勅願による - ご真言:
「のうまく さんまんだ ぼだなん ばく」 - ご詠歌:
「霊山の 釈迦のみ前に めぐりきて よろずの罪も 消え失せにけり」 - 札所:
四国八十八ヶ所霊場 第1番札所
寺院の特徴
歴史・由来
霊山寺は、聖武天皇の勅願により行基菩薩が開創したと伝えられています。弘仁6年(815年)、弘法大師がこの地で37日間の修法を行い、釈迦が説法をしたインド(天竺)の霊鷲山の情景に似ていることから「竺和山 霊山寺」と名付けられ、その際、釈迦誕生仏を本尊として安置し、四国八十八ヶ所霊場の第一番札所と定められました。天正10年(1582年)には長宗我部元親の兵火により堂塔が全焼し、明治24年(1891年)にも火災で本堂と多宝塔以外を焼失しましたが、その後再建され、現在の姿となっています。
みどころ
- 多宝塔:
応永年間(1394〜1428年)に建立され、五智如来が祀られています。 - 縁結び観音:
男女の縁だけでなく、健康や仕事、幸せなど様々な縁結びにご利益があるとされています。 - 明治の庭:
大師堂の北側に位置し、「発願の寺」を象徴しています。
その他
霊山寺は、四国八十八ヶ所霊場巡りの出発点として「発願の寺」と称され、多くの遍路者がここから旅を始めます。境内は整備されており、初心者でも安心して参拝できる環境が整っています。
まとめ
この記事では、徳島県鳴門市にある竺和山 霊山寺についてまとめました。
同寺院は、四国八十八箇所霊場の第一番札所として、長い歴史と深い信仰を持つ寺院です。
釈迦誕生仏を本尊とし、多宝塔や縁結び観音など見どころも豊富です。年中行事も多く、地域の信仰の中心として親しまれています。四国遍路の旅を始めるにあたり、心を整える場所として、多くの人々に訪れられています。

