那智山 青岸渡寺〈和歌山県東牟婁郡〉

那智山 青岸渡寺 彷徨うBonJin

寺院の概要


宗旨・沿革

  • 創建
    伝・仁徳天皇の御代(4世紀)
  • 宗派
    天台宗
  • 本尊
    如意輪観音菩薩
  • 開山
    伝・裸形上人(らぎょうしょうにん)
  • 開基
    伝・裸形上人
  • ご真言
    おん はんどま しんだまに じんばら うん
  • ご詠歌
    「補陀洛や 岸打つ波は 三熊野の 那智のお山に ひびく滝つ瀬」
  • 札所
    • 西国三十三所 第1番札所
    • 神仏霊場巡拝の道 第2番(和歌山第2番)
    • 東海近畿地蔵霊場 特別
    • 東海白寿三十三観音 特別

寺院の特徴

歴史・由来

那智山 青岸渡寺は、約1600年前の仁徳天皇の時代に、インドから漂着した裸形上人が那智の滝で修行を行い、滝壺で如意輪観音を感得したことが起源とされています。その後、推古天皇の時代に生仏上人が3メートルの如意輪観音像を彫刻し、裸形上人が感得した八寸の観音像を胎内仏として納め、本堂が建立されました。
平安時代には熊野信仰が盛んとなり、「蟻の熊野詣」と称されるほど多くの参詣者が訪れました。現在の本堂は、豊臣秀吉によって天正18年(1590年)に再建されたもので、国の重要文化財に指定されています。

みどころ

  • 本堂
    桃山時代の建築様式を残す本堂は、18メートルの高さを誇り、国の重要文化財に指定されています。
  • 三重塔
    那智の滝を背景に立つ朱塗りの三重塔は、写真映えするスポットとして人気です。内部にはエレベーターも設置されています。
  • 那智の滝
    日本三名瀑の一つである那智の滝は、高さ133メートルを誇り、青岸渡寺の信仰の中心として崇められています。
  • 熊野那智大社
    隣接する熊野那智大社とともに、神仏習合の歴史を感じることができます。

その他

  • 世界遺産
    2004年、「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部としてユネスコの世界文化遺産に登録されました。

まとめ

この記事では、和歌山県の那智山 青岸渡寺についてまとめました。
同寺院は、深い歴史と自然美が融合した霊場であり、西国三十三所巡礼の第一番札所として多くの参詣者を迎えています。那智の滝や熊野那智大社とともに、神仏習合の文化や熊野信仰の中心地としての役割を果たしてきました。世界遺産にも登録されており、日本の宗教文化や自然の美しさを体感できる貴重な場所です。

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