豊山 長谷寺〈奈良県桜井市〉

豊山 長谷寺 彷徨うBonJin

寺院の概要


宗旨・沿革

  • 創建:
    686年、道明上人が天武天皇の病気平癒を祈願し創建
  • 宗派:
    真言宗豊山派 総本山
  • 本尊
    十一面観世音菩薩
  • 開山:
    道明上人
  • 開基:
    天武天皇(祈願主)
  • ご真言:
    おん まかきゃろにきゃ そわか
  • ご詠歌:
    いくたびも 参る心ははつせ寺 山もちかいも 深き谷川
  • 札所:
    西国三十三所観音霊場 第8番札所

寺院の特徴

歴史・由来

道明上人が天武天皇の病気平癒を祈願して、朱鳥元年(686)に創建。41年後に徳道上人が現在の十一面観音像を東の岡に安置。平安時代には西国巡礼の重要霊場に位置づけられ、以降も貴族や庶民の信仰を集めました 。
江戸時代に火災と再建を繰り返し、1650年に徳川将軍家の支援により再建された本堂は現在国宝に指定されています 。

みどころ

  • 国宝 本堂(懸造り舞台造):
    江戸期再建の舞台造り本堂は、絶景を望む構造で国宝指定。
  • 登廊(のぼりろう):
    約200m、石段399段におよぶ回廊。春にはボタン、初夏には紫陽花が鮮やかに彩る 。
  • 仁王門・鐘楼・五重塔:
    雄大な門構えや戦後に建てられた昭和の五重塔など多彩な建築が見どころ。
  • 寺宝:
    銅板法華説相図(686年制作の梵字銅板)、装飾経、蒔絵経箱など多数の国宝・重要文化財を所蔵。

その他

  • 「花の御寺」と称され、四季折々の花々(桜・紫陽花・牡丹・紅葉など)が境内を彩ります。
  • 特別拝観では本尊の足に直接触れて祈念できる期間も設定されます 。
  • 年間行事・写経・牡丹献木なども実施。写経道場や写仏体験も可能で、常に開かれたお寺として親しまれています。

まとめ

豊山 長谷寺は、1300年以上の歴史を持つ真言宗豊山派の総本山であり、西国三十三所第8番札所としても信仰を集めています。国宝に指定された舞台造り本堂や如意輪観音、登廊、寺宝など寺院建築・仏像・文化財の宝庫であると共に、花の名所としても四季折々の美しさを誇ります。
長谷寺は誰にとっても、心に響く場となるでしょう。

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