
寺院の概要
- 名称:
日照山 極楽寺(にっしょうざん ごくらくじ)
(Nisshōzan Gokuraku-ji Temple) - 所在地:
〒779-0225 徳島県鳴門市大麻町桧段ノ上12(12 Dan-no-Ue, Oasa-cho Hinoki, Naruto-shi, Tokushima 779-0225, Japan) - アクセス:
- JR高徳線「阿波川端駅」より徒歩約15分。
- 徳島バス「二番札所前」停スグ。
- 駐車場:普通車40台・大型車6台分の無料駐車場あり。
- 電話番号:088-689-1112
- 公式メディア:
宗旨・沿革
- 創建:
奈良時代(710〜793年) - 宗派:
高野山真言宗 - 本尊:
阿弥陀如来(伝・弘法大師作) - 開山:
行基菩薩 - 開基:
行基菩薩 - ご真言:
おん あみりた ていせい からうん - ご詠歌:
極楽の 弥陀の浄土へ 行きたくば 南無阿弥陀仏 口ぐせにせよ - 札所:
- 四国八十八ヶ所霊場 第2番札所
- 阿波北嶺薬師霊場第11番札所
- 阿波西国三十三観音霊場東部第21番札所
寺院の特徴
歴史・由来
極楽寺は、行基菩薩によって創建されたと伝えられています。弘仁6年(815年)、弘法大師がこの地で21日間にわたり『阿弥陀経』を読誦し修法を行った際、結願の日に阿弥陀如来が出現。その姿を弘法大師が自ら彫刻し、本尊として安置しました。この阿弥陀如来像は、発する光が遠く鳴門の沖まで達し、漁の妨げとなったため、漁師たちが本堂の前に小山を築いて光を遮ったという伝承から、「日照山」の山号がつけられました。天正年間(1573〜1592年)には長宗我部元親の兵火により焼失しましたが、万治2年(1659年)に蜂須賀光隆公の援助により再建されました。
みどころ
- 仏足石:
釈迦が石の上で説法をした際に足跡が残ったとされる石。本堂階段の登り口にあります。 - 願掛け地蔵:
仁王門をくぐった左手にあり、お地蔵様の真言を唱え、自身も精進努力すれば不思議なご利益があるとされています。 - 長命杉:
弘法大師お手植えとされる樹齢約1200年、高さ約31メートル、周囲約6メートルの霊木。鳴門市の天然記念物に指定されており、触れることで家内安全、病気平癒、長寿のご利益があるとされています。
その他
極楽寺は、阿波北嶺薬師霊場第11番札所および阿波西国三十三観音霊場東部第21番札所としても知られています。
4.まとめ
この記事では、徳島県鳴門市にある日照山 極楽寺についてまとめました。
同寺院は、四国八十八ヶ所霊場巡りの第2番札所として、多くの巡礼者が訪れる歴史ある寺院です。安産祈願の霊験あらたかな寺としても知られ、境内には長命杉や仏足石、願掛け地蔵など、多くの見どころがあります。徳島県鳴門市を訪れる際には、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

