紫雲山 葛井寺〈大阪府藤井寺市〉

寺院の概要

  • 名称
    紫雲山 葛井寺(しうんざん ふじいでら) 通称:藤井寺(ふじいでら)
    (Shiunzan Fujiidera Temple)
  • 所在地
    〒583-0024 大阪府藤井寺市藤井寺1-16-21
    (1-16-21 Fujiidera, Fujiidera City, Osaka 583-0024, Japan)
  • アクセス
    • 近鉄南大阪線「藤井寺駅」南口より徒歩約5分。
    • 駐車場はありませんが、周辺にコインパーキングがあります。
  • TEL:072-938-0005
  • 公式メディア等

宗旨・沿革

  • 創建
    神亀2年(725年)、聖武天皇の勅願により創建。
  • 宗派
    真言宗御室派
  • 本尊
    十一面千手千眼観世音菩薩(国宝)
  • 開山
    行基
  • 開基
    葛井氏(百済からの渡来人)
  • ご真言
    「おん ばざら たらま きりく」
  • ご詠歌
    「参るより 頼みをかくる 葛井寺 花のうてなに 紫の雲」
  • 札所
    西国三十三所霊場 第五番札所

寺院の特徴

歴史・由来

葛井寺は、百済からの渡来人である葛井氏の氏寺として創建されました。聖武天皇の勅願により、行基が開山し、春日仏師の稽文会・首勲親子が本尊を造立しました。平安時代には荒廃しましたが、11世紀に藤井安基が再興し、現在の藤井寺市の地名の由来となっています。

みどころ

  • 本尊:十一面千手千眼観世音菩薩
    国宝に指定されており、実際に千本以上の手と眼を持つ仏像は日本でも非常に珍しい存在です。秘仏であり、毎月18日に開扉されます。
  • 藤の花と藤まつり
    境内には多くの藤棚があり、4月中旬から5月初旬にかけて「藤まつり」が開催されます。特に白藤が有名で、多くの参拝者が訪れます。
  • 境内の建築物
    本堂のほか、阿弥陀堂、護摩堂、大師堂、うすさま閣などがあります。

その他

葛井寺は、厄除け祈願の寺としても知られており、毎年1月1日から2月3日まで「厄除け祈願」の期間として多くの参拝者が訪れます。また、写経奉納やお寺ヨガなど、現代のニーズに合わせた活動も行っています。


まとめ

紫雲山 葛井寺は、1300年近い歴史を持つ由緒ある寺院であり、国宝の本尊や美しい藤の花など、多くの見どころがあります。西国三十三所巡礼の第五番札所として、多くの巡礼者や観光客が訪れる場所です。歴史と自然が融合したこの寺院を訪れることで、心の安らぎと新たな発見が得られることでしょう。

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