2015 ウィンブルドン選手権 ドロー/結果 芝でも鉄壁ジョコビッチ【2015全英】

 

テニス 2015 ウィンブルドン選手権 ドロー・結果

グランドスラム ウィンブルドン選手権 ロンドン/イギリス
2015.06.29 – 2015.07.12
The Championships,Wimbledon
London, Great Britain

出場選手ドロー(トーナメント表)・結果(準々決勝・準決勝・決勝等追記)などの情報です。

 

2015年の短いグラスコートシーズンも閉幕です。

今回もまた、順調にというべきか、第1シードと第2シードの決勝戦となりました。

 

 

ドロー・2015男子シングルス

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公式 PDFリンク・男子シングルス

(ATP公式ウェブ)

 

準々決勝

N.ジョコビッチ(1) vs M.チリッチ(9)
64 64 64

落ち着いたプレーで王者が貫禄を見せます。

S.ワウリンカ(4) vs R.ガスケ(21)
46 64 63 46 911

シングルバックハンド同士の激戦をガスケが制しました。

A.マレー(3) vs V.ポシュピシル
64 75 64

安定のマレーが振り切りました。

R.フェデラー(2) vs G.シモン(12)
63 75 62

怒涛の攻撃力、シモンの粘りも通用せず。

 

準決勝

N.ジョコビッチ(1) vs R.ガスケ(21)
76 64 64

ガスケもさすがに動きがいまひとつ。

というより、ジョコビッチの展開力でガスケを振り回したかたち。

R.フェデラー(2) vs A.マレー(3)
75 75 64

緊張感漂う良い試合でしたが、フェデラーが要所を抑えました。

 

決勝

N.ジョコビッチ(1) vs R.フェデラー(2)
76 67 64 63

前回優勝のジョコビッチと2年連続決勝進出のフェデラーの決勝。

ジョコビッチが勝利しウィンブルドン3度目・グランドスラム9度目の優勝を飾りました。

これでジョコビッチ自身、今季は2011年以来の年間2冠となりました。

一方、フェデラーは、史上初めて、一つのグランドスラム大会に10度目の決勝進出を果たしました。

 

以下、決勝までの両者の勝ち上がりです。

ジョコビッチ フェデラー
1回戦 P.コールシュライバー 3-0 D.ジュムール 3-0
2回戦 J.ニーミネン 3-0 S.クエリー 3-0
3回戦 B.トミック 3-0 S.グロス 3-1
4回戦 K.アンダーソン 3-2 R.B.アグート 3-0
準々決勝 M.チリッチ 3-0 G.シモン 3-0
準決勝 R.ガスケ 3-0 A.マレー 3-0

 

去年と同じ組み合わせとなった男子シングルス決勝、もしかしたらフェデラー、最後のグランドスラム決勝となるかもしれないという危惧を持たれた方も多かったかもしれません。

年齢的な衰えもあり、最後にグランドスラムでタイトルを取ったのは2012年、ウィンブルドン決勝でマレーを破ったときが最後です。

それにしてもやはり、フェデラーには芝生が良く似合います。

華麗なフットワーク、緑のじゅうたんの上を滑るように白いウェアが走り、緩急自在のボールコントロール。

テニスの聖地でこれほどまでに絵になる選手は世界に一人だけ。

 

そして今年のジョコビッチ、強いです。

全豪オープンで優勝、全仏オープンでは準優勝でした。

その安定感は現在のATPプレイヤーのなかでもやはり群を抜いています。

鉄壁の守備力と鋭い切り返しは、やはり当代随一でしょう。

 

試合は、全体的にみてフェデラーにも勝機がありましたが、ジョコビッチのほうが一枚上手だったような感。

ジョコビッチのここぞというところでの勝負強さは、守備面、攻撃面ともいかんなく発揮されていたように思えます。

 

戦後インタビューでのフェデラー、決勝で負けたとは言え自分のここまでのプレー内容に満足しているようでした。

来年も戻ってくると明言し、まだまだ現役を続けるモチベーションもフィジカルもありそうで安心しました。

そして、勝者のジョコビッチ、フェデラーに対するリスペクトを何度も口にしていました。

フェデラー、ナダルに挑戦し、彼らがいるからこそ強くなれたと、自身感謝をも口にしていました。

4時間に及ぶ試合、観ていた者も非常に満足行く内容でした。

 

 

錦織圭、その他の結果

錦織圭、大会第5シードで出場しましたが、2回戦で棄権負けとなりました。

  • 1回戦 vs S.ボレッリ 63 67 62 36 63
  • 2回戦 vs S.ヒラルド 錦織の試合前棄権。

本当に残念です。

錦織は、2回戦の前に会見を開き、左ふくらはぎの故障による棄権を発表しました。
試合前の練習は約40分行ないましたが、その後棄権を決めて会見を開いたようです。

「試合と同じ動きをすると痛みが出た。このままやっても勝てないと思った」と棄権の理由を語ったとの事です。

2週間前のゲリー・ウェバー・オープンでのケガが尾を引いていた様子で、同大会も準決勝(vs A.セッピ)で試合途中棄権しました。

 

守屋宏紀 予選勝ち上がりで本戦へ。

  • 1回戦 vs M.チリッチ(9) 36 26 67

 

添田豪 本戦ストレートイン。

  • 1回戦 vs J.イスナー(17) 67 46 46

 

杉田祐一 予選勝ち上がりで本戦へ。

  • 1回戦 vs B.カウチッチ 67 36 67

 

 

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