愛知県名古屋市港区 稲永(いなえ)公園テニスコートのご紹介
名古屋市の災害対応型モデル公園として整備された公園です。大震災などの災害時には、避難場所・救援活動の拠点としての役割を果たします。
名古屋市ウェブサイト
と、あるように名古屋市営の大規模な都市公園です。
公園の総面積は31.36haに及ぶそうです。
施設概要
1943年(昭和18年)4月1日に開園(都市公園法による設置は1992年4月1日)ということです。
稲永スポーツセンターや名古屋市港サッカー場などに加えて、野球場6面、テニスコート16面などを備え、市民のための「運動公園」として位置付けられています。
16面の屋外テニスコートのほか、野球場、球技場、稲永スポーツセンター、港サッカー場、名古屋市野鳥観察館、藤前干潟(国指定鳥獣保護区・ラムサール条約湿地)及びその関連施設(稲永ビジターセンター)と内外に接し、海と緑に溢れた壮大な景観が特徴です。
海際で景観も良いため、名古屋市内の学校の遠足や、各種スポーツのイベントも頻繁に開催される人気の場所です。
余談ですが、ここも「ポケモンGO!」の大ブーム時に驚くほどの人々が訪れた公園です。
アクセス
愛知県名古屋市港区野跡5-1
交通機関でのアクセスも便利で、駅付近は工業都市の雰囲気もあります。
テニスでも学生対象の中小規模の大会がしばしば開催されています。
クルマ |
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駐車場 駐車場(無料、一部スポーツセンター側のみ有料)は、全300台分以上 うち、テニスコート側駐車場は5,60台ほどのキャパシティ |
市営あおなみ線 |
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「野跡(のぜき)」駅 徒歩10分 |
市バス |
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「稲永スポーツセンター」停 徒歩5~10分 |
「野跡小学校前」停 徒歩5~10分 |
「野跡駅」停 徒歩5~10分 |
テニスコート
テニスコートは、2面のクレー(グリーンサンド)コートと、14面の硬めのハードコートの計16面のボリュームで、一部には観覧席もあります。
いずれも、ナイター照明施設を完備しており夜間利用も可能です。
また、2箇所の壁打ち練習場まであります。
全体的に整備は行き届いていますが、古い施設であるため、コートサーフェスの若干の劣化等(ひび割れ・波うち等)は散見されます。
プレイに大きな問題はありません。
有人管理事務所のあるクラブハウス(休憩ロビー、更衣室、トイレあり)は冷暖房完備で、椅子や複数台の飲料自動販売機もあるのでゆっくり休憩できます。
ただ、管理事務所では収納事務等はおこなっていないため、コートが空いていてもその場で料金を支払いプレーするといったことはできません。
これが少し残念なところですね。
また、恐らく、面数が多いことと、経年のハードコート環境であるということが原因だと思われますが、予約抽選は比較的当選しやすい傾向があります。
珍しく真冬でもナイターが使える屋外コートなので、名古屋の底冷えと海風にも負けないテニスジャンキーの皆様は挑戦してみてください。
尚、コンビニ等は少し距離がありますので飲食準備はお忘れなきよう。
名古屋市:港土木事務所
052-661-2981
各施設には、個別の利用条件などがありますので、都度運営元機関にご確認ください。
●テニスコート側無料駐車場●駐車場からクラブハウスへの通路
右手に見えるのは野球場。●クラブハウス●見取り図
クラブハウス内に掲示されています。●クラブハウス内
受付事務所のほか更衣室・トイレ・飲料自動販売機・待合ロビーがあります。●テニスコート A・B(ブロック)全景
この2面のみがクレー(グリーンサンド)コートです。●テニスコート C・D・E・F・G・H(ブロック)全景
少し古めのハードコートです。●壁打ち練習場1
C・D・E・F・G・H(ブロック)に隣接しています。●トイレ
公園内には数ヶ所あります。●壁打ち練習場2
サーフェスはクレー、裏表利用可能です。●テニスコートM・N(ブロック)全景
ハードコートです。●野球場E●稲永スポーツセンター外観
愛知県名古屋市のテニスコート
テニスコートの運営種別について
公営テニスコート
国営・県営・市営・町営など、公有地をテニスコート施設として運営している形態のものです。
公共サービスの一環として運営され、もっとも一般的で、一般の方でもなじみのあるテニスコートだと思います。
金額も格安で、単位時間は様々ですが、だいたいが1面1時間あたり300円~1,000円の範囲だと思います。
ほとんどの場合、抽選形式でコート予約をすることになりますが、各自治体、各コートによって申込み、利用、支払いなどのルールは異なります。
誰であれ登録すれば利用できる施設もあれば、その自治体に住所か勤務地がないと利用できないケースや、利用はできても利用料金が異なるケースもよく見られます。
現在はネット予約・抽選の方法が幅広く利用されるようになっていますが、その前提条件としてのルールを事前によく確認して利用するようにしましょう。
民営テニスコート
単に一般の方や企業が私有地テニスコートを商用として貸し出ししているケースはほとんどないと思います。
団体と継続的な契約でも結べない限り、スペースと運営費を考えても面貸しだけの事業化は困難と言えます。
民営の場合は、テニススクールの一定時間の面貸しや、ホテル、ペンション、旅館など宿泊施設の施設としての面貸し、或いは企業の福利厚生として従業員のために貸し出しているケースなどがほとんどだと思います。
企業の福利厚生利用施設以外は、利用者の制限はあまりないものの(スクール生のみの貸し出しというスクールもありますが)、費用は割高になることが多く、1面1時間あたり1,500円~3,000円ほどにはなると思います。
テニスは、天候にも左右され、また、一人ではできない(壁打ち、サーブ練習を除く)ものなので、コート予約や、人集めなどサークルや複数の人との協力が必要なスポーツです。
逆にだからこそ、雑多なことも含め、年齢や性別、それぞれの立場を超えた社会性も養えるスポーツであると、前向きにとらえて楽しむことも重要ではないでしょうか。