テニス 2016 全米オープン US Open (グランドスラム ニューヨーク/アメリカ)
錦織が4回戦に挑む
2016全米オープン、錦織圭が4回戦まで進んできました。
2ndウィークももう目の前です。
ここまでの勝ち上がり、すべて楽な試合ではありませんでした。
- 1回戦 vs B.ベッカー 3-1
- 2回戦 vs K.カチャノフ 3-1
- 3回戦 vs N.マウー 3-1
ベテラン、新星、ベテランと、苦心しながらも3人を退けて、次が正念場の4回戦です。
そして4回戦の相手は、古豪、I.カルロビッチです。
カルロビッチ、史上稀に見るビッグサーバー
カルロビッチはクロアチア国籍の37歳。
身長2m11cm。シングルスランキングは現時点23位ですが、キャリアハイは14位。
息の長い選手生活だからという理由もあるものの、キャリアでのサービスエース本数は歴代ナンバーワン。
まさにサービスエースが代名詞のベテランプレイヤーです。
軽く打っているように見えるのですが、2階から落ちてくるような200km超えのボールが凄まじい角度で跳ね上がります。
そしてコントロールも悪くありません。
過去の対戦は、錦織から1勝2敗。
直近の試合は2014メンフィスオープンで、これが錦織の初勝利でした。
錦織覚醒の序章に当たったわけですね(なんだか遠い昔に感じます)。
カルロビッチについて、データを調べてみた
彼のサービススタッツは、予想はしていましたが、凄まじい。
以下は「歴代」のスタッツです。ATP公式ウェブのスタッツレコードを参照していますが、対象人数(分母)はどういう条件なのか不明です。
当然、歴代になるので、引退した選手も含まれていますが、全ての選手とは考えにくいです。すみませんが、わかる方いらっしゃったらご教授お願いします。
カルロビッチ、サービスのレイティングポイント(総合得点)で第1位!
以下、2位:J.イズナー、3位:M.ラオニッチ、4位:A.ロディック、5位:N.キリオス。
ビッグサーバーがずらりと並びます。
ちなみに、錦織は85位、松岡修造氏が41位…。
次は、リターンスタッツです。
カルロビッチ、リターンのレイティングポイント(総合得点)で269位!
この項目では、1位:G.コリア、2位:R.ナダル、3位:A.ベラサテギ、4位:N.ジョコビッチ、5位:D.フェレール。
総人数根拠不明で申し訳ありませんが、カルロビッチは、少なくともここのスタッツ表示では堂々の最下位なのです。
ある意味、とってつけたような興味深い数値が出てしまいました。
正に、最強と最弱が、一人の男の中に同居しているということです。
偏ったデータ切り取りではありますが、嘘のデータではありません。
個性的な選手ばかりでホント興味が尽きません。
頑張れ!錦織圭。
君のリターン力なら勝てる!
[追記:2016/09/04]
2016 全米オープン 4回戦
錦織圭(6) vs I.カルロビッチ(21)
63 64 76
錦織の見事なゲーム運びでストレート勝利でした。
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