三重県桑名市 輪中ドーム テニスコート Waju Dome Tennis Court
輪中(わじゅう)ドーム テニスコートは、三重県桑名市のカルチャービレッジという施設内にある兼用型テニスコートです。
みんなが多忙のなかでのサークル活動や、ちょっとした草トーナメント開催で、雨天中止だけは絶対に避けたいこともあります。
そんなとき、屋根付きコートだったらほぼ安心して予定を設定できます。
ある程度人数が揃うのでしたら、費用も人数割りだと意外に抑えられたりするものです。
施設概要
輪中ドームは、国営木曽三川(きそさんせん)公園の拠点のひとつ、「カルチャービレッジ」という名称の広い公園施設内にある多目的ドームです。
木曽三川公園は、愛知、岐阜、三重の3県にまたがる日本一広い国営公園です。
木曽川・長良川・揖斐川の木曽三川が有する広大なオープンスペースと豊かな自然環境を活用し、東海地方の人々のレクリエーション需要の増大と多様化に対応するために設置された公園です。
本公園は三派川地区・中央水郷地区・河口地区の3地区からなり、全部で13拠点が開園しています。
各拠点において、花や木な どの自然を生かした景観づくりに加えさまざまなイベントを開催しております。国営木曽三川公園ウェブ
そもそも、この「輪中」という言葉は、地名ではありません。あまり聞きなれない言葉だと思います。以下、参考までに。
輪中というのは、洪水から村を守るために、まわりを堤防をつくって囲んだ土地のことです。
輪中に住む人たちは、昔から堤防をつくったり洪水の時に助け合ったりしてみんなで協力してきたのです。国土交通省中部地方整備局 木曽川上流河川事務所ウェブ
「子供達にもわかる河川事業」
ちょっと勉強になりましたね。
ちなみに、この輪中ドームのある「カルチャービレッジ」と隣接して、「輪中の郷」という複合施設もあります。これも以下、参考までに。
「輪中」をテーマに郷土の歴史・文化・産業を紹介する複合施設。
平成5年の開設以来、心の豊かさを育む場として、さらに地域産業の活性化を図る場として多くの人に活用されています。
歴史民俗資料館「アミュージアムエリア」と産業体験館「アクティブエリア」からなり、農園で季節野菜の収穫を体験することもできます。桑名市観光課ウェブ 桑名市観光ガイド
輪中の郷
カルチャービレッジは、本当に驚くほどの広い公園です。
輪中ドームのほか、見渡す限りの広場に巨大遊具も複数設置されています。
また、受付では、広場で遊ぶためのスポーツ用品(フライングディスク・ドッジボール・ソフト野球セット・バドミントンなど)を無料で貸し出ししてくれますので、家族や、ちょっとした団体でも楽しく遊べる公園です。

アクセス
〒511-1102 三重県桑名市西川地先
クルマ |
駐車場(無料) 100台 臨時駐車場(無料) 約400台 西側駐車場(無料) 29台 |
町営巡回バス |
「輪中の郷」停 徒歩0分 (近鉄本線「長島駅」より乗車) |
テニスコート
ステージや、観客席(約1,200名収容)を備えた長方円形の輪中ドームの中に、全面オムニサーフェスのテニスコートが4面並びます(フットサルコートとして利用する場合は3面配置)。
開放型ドーム構造なので風雨は問題ないものの、気温などは外気と大きくは変わらないと思います。
尚、このドームは、多目的利用を前提として作られた施設で、ステージ会場(アリーナ)、運動会、フットサルコートとしても利用できるため、コート面には各競技用の多くの線が引かれています。プレイ中、少しとまどうことがあるかもしれません。
テニスコート利用については、1面が1,400円/1時間(全日)です。
夜間利用も可能(夜間照明料金も含みます)で、更衣室・シャワーも無料利用できます。
また、テニスラケット・テニスボール(1面4球)を無料でレンタルできますので、シューズさえあれば、ふらりと立ち寄った際にでも空きがあればいきなりプレイすることが可能です。
これは珍しいサービスですね。
予約は、相談の後、所定の申込書を提出しなければなりませんが、電話相談→FAX申込みで良いとのことなので便利です(支払いは利用日)。
カルチャービレッジ内には、自動販売機はありますが、売店等はありません。
公園自体が広く、外出しての買出しもちょっと面倒なので、飲食の準備はしておいたほうが良さそうです(ドーム内の観客席では飲食も可)。
問合せ・予約:
国営木曽三川公園 輪中ドーム受付窓口 0594-41-1151

各施設には、個別の利用条件などがありますので、都度運営元機関にご確認ください。
●テニスコート全景
ドーム内東側観客席から西方向を撮影。
取材当日は全面貸切のイベントが開催されていて、遊び場としてフットサルコートが開放されていました。
●テニスコート全景
ドーム内東側観客席から西方向を撮影。
テニスコートラインのほか、フットサル、陸上トラックのラインが引かれています。
●テニスコート全景
ドーム内東側観客席から西南方向を撮影。
●ドーム内東側観客席
南方向を撮影。
ステージ、電光掲示板が見えます。
●ドーム利用案内板
●ドーム外観
ドーム外南西から撮影。
●受付・更衣室入口
●受付窓口の前を通って更衣室やトイレ
●予定表
近々の予定表が掲示されていました。
●広場
受付入口前から南側を撮影
広い、広い。遠くが霞んで見えます。
●「海の遊具」
ドームの北側にある巨大遊具のひとつです。
●駐車場からドームへの通路
南方向を撮影。
奥に見える建物は「輪中の郷」という文化複合施設です。
●駐車場
●駐車場入口
写真左奥に輪中ドームがあります。
●「輪中の郷」入口・バス停
駐車場入口の南側です。
三重県桑名市のテニスコート

テニスコートの運営種別について
公営テニスコート
国営・県営・市営・町営など、公有地をテニスコート施設として運営している形態のものです。
公共サービスの一環として運営され、もっとも一般的で、一般の方でもなじみのあるテニスコートだと思います。
金額も格安で、単位時間は様々ですが、だいたいが1面1時間あたり300円~1,000円の範囲だと思います。
ほとんどの場合、抽選形式でコート予約をすることになりますが、各自治体、各コートによって申込み、利用、支払いなどのルールは異なります。
誰であれ登録すれば利用できる施設もあれば、その自治体に住所か勤務地がないと利用できないケースや、利用はできても利用料金が異なるケースもよく見られます。
現在はネット予約・抽選の方法が幅広く利用されるようになっていますが、その前提条件としてのルールを事前によく確認して利用するようにしましょう。
民営テニスコート
単に一般の方や企業が私有地テニスコートを商用として貸し出ししているケースはほとんどないと思います。
団体と継続的な契約でも結べない限り、スペースと運営費を考えても面貸しだけの事業化は困難と言えます。
民営の場合は、テニススクールの一定時間の面貸しや、ホテル、ペンション、旅館など宿泊施設の施設としての面貸し、或いは企業の福利厚生として従業員のために貸し出しているケースなどがほとんどだと思います。
企業の福利厚生利用施設以外は、利用者の制限はあまりないものの(スクール生のみの貸し出しというスクールもありますが)、費用は割高になることが多く、1面1時間あたり1,500円~3,000円ほどにはなると思います。
テニスは、天候にも左右され、また、一人ではできない(壁打ち、サーブ練習を除く)ものなので、コート予約や、人集めなどサークルや複数の人との協力が必要なスポーツです。
逆にだからこそ、雑多なことも含め、年齢や性別、それぞれの立場を超えた社会性も養えるスポーツであると、前向きにとらえて楽しむことも重要ではないでしょうか。
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