テニス 2019 リオオープン(ATP500 リオデジャネイロ/ブラジル) 準々決勝の組合せは異常事態


リオオープン、佳境なのですが異常事態です。
実は、ダニエル太郎が上位に残るようでしたら記事にしようかと思っていた大会でした。
ダニエルは2回戦で敗れてしまいましたが、昨今では大変珍しい大会になってしまったので思わず投稿します。
なんと、ATP500の大会の準々決勝で、シード選手が皆無です。
こんなことを言っては失礼かもしれませんが、極端に言えば、チャレンジャー大会の準々決勝のような顔ぶれになってしまいました。
組合せのOOPに沿って並べてみます。
〈〉内は、現ランキングです。
2019リオオープン 準々決勝
A.ベデネ〈83〉 vs H.デリエン〈113〉
ベデネは2018年は好調で、一時ランキングはキャリアハイの43位まで上がりました。
デリエンは、キャリアハイは昨年の100位です。
両名ともツアー大会優勝はありません。
2019リオオープン 準々決勝
L.ジェレ〈90〉 vs C.ルード〈135〉
ジェレのキャリアハイは昨年の83位です。
ルードは2017年の108位がキャリアハイです。
ここも両名ともにタイトル獲得経験はありません。
2019リオオープン 準々決勝
J.ムナー〈66〉 vs F.オーガーエイリアシメ〈104〉
ムナーは21歳と若く、今が最高位です。
オーガーエイリアシメも18歳、急上昇中で、1回戦では第2シードのF.フォニーニを初対戦で破る快挙です。
両名ともタイトルはありません。
2019リオオープン 準々決勝
A.ラモス〈93〉 vs P.クエバス〈63〉
ラモスは2017年に17位まで上がりました。ツアー優勝は1度。
クエバスのキャリアハイは2016年の19位、タイトルは6度獲得しています。
カナダの新星、オーガーエイリアシメがその大器ぶりを発揮しており、20歳前後の活躍が目立ちます。
ただ、クエバスとラモス以外は、タイトルを獲ったこともありません。
若手が伸びてきていて、それだけATP戦線が混沌としているということなのかもしれませんが、よりによって、ATP500の舞台でこういうことが起きるとは…。
大会運営側も恐らくひっくり返ったことでしょう。
ちなみに、戦犯は下記です。
もちろん、故障もありますので責めるわけにもいきませんが(笑)。
D.ティエム
F.フォニーニ
M.チェッキナート
D.シュワルツマン
J.ソウザ
D.ラヨビッチ
M.ジャジリ
N.ジャリー
2回戦で負けてしまいましたが、ダニエル太郎もチャンスでした。
どうも、今シーズンの太郎ちゃんは、ツキをモノにできていない印象がありますね。
ティエムが得意のクレーでも調子が上がりません。
シュワルツマンも脚の故障ということでちょっと心配です。
この美味しいステージは誰がモノにするのでしょうか。
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