2019 ウィンブルドン選手権 ドロー発表/結果【2019全英】

 

テニス 2019 ウィンブルドン選手権 大会結果(1~4回戦)

グランドスラム ウィンブルドン選手権 ロンドン/イギリス
2019.07.01 – 2019.07.14
The Championships,Wimbledon
London, Great Britain

大会結果

DAY1

西岡良仁 vs J.ティプサレビッチ 1回戦
46 76 26 75 26

初対戦、4時間超えの死闘はティプサレビッチの勝利。

西岡は持ち味を出しましたがランキング元8位の古豪に屈しました。

大坂なおみ(2) vs Y.プティンセバ 女子1回戦
67 26

大坂から過去0勝2敗、リベンジならず。

大坂は課題となっている技術面(スライス、ネット対応)、メンタル面(焦燥とそれによる強振等)の修正がきかず、またしても半ば自滅でした。

その他

シード勢のA.ズベレフ(6)、S.チチパス(7)、G.モンフィス(16)が1回戦で相次いで敗退(モンフィスは第5セット棄権)。

また、G.ディミトロフも2セットアップからランキング84位のC.ムテに逆転負け。

DAY1、トップハーフは波乱含みの展開です。

 

DAY2

錦織圭(8) vs T.モンテイロ 1回戦
64 76 64

初対戦、引き締まった試合で、モンテイロのプレイも質が高かった。

しかし、錦織のプレイも安定感がありフォアも好調、ストレート勝利でした。

ぶっつけ本番の今年の芝の舞台、まずは突破です。

2回戦はC.ノーリーと決まりました。

T.サングレン vs 内山靖崇 1回戦
36 62 64 63

初対戦でした。

内山は1stセットを先取したものの残念ながら逆転を許し、グランドスラム初勝利を上げることはできませんでした。

R.ナダル(3) vs 杉田祐一 1回戦
63 61 

これも初対戦でした。

杉田は、いきなり第1セット第1ゲームをブレイクしたものの徐々にナダルの調子も上がり結局は力負けでした。

ただ、ナダル相手に終始攻撃的な姿勢を崩さず、数々の好プレイも見られました。

まだまだやれる。トップ100への返り咲きを待っています。

その他

R.フェデラーは、初対戦の若手、L.ハリスに序盤少々手こずりましたが逆転の3-1で1回戦突破です。

 

DAY2も波乱が見られました。

全仏オープンファイナリストで第5シードのD.ティエムがS.クエリーに敗戦です。

また、第29シードのD.シャポバロフも姿を消しました。

 

 

この大会を最後に引退を表明しているM.バクダディスはストレート勝利。まだその勇姿をみることができそうです。

そして故障明けのT.ベルディヒは、今好調のT.フリッツにストレート負けを喫しましたが、どうやらウィンブルドンの出場はこの大会が最後となる旨を口にしているということです。

 

DAY3

DAY3は、トップハーフの2回戦。第22シードのS.ワウリンカが21歳のビッグサーバー・L.オペルカにフルセットの末敗れる波乱がありました。

上位シードのジョコビッチ、アンダーソン、カチャノフらは順当に勝ち上がりです。

 

男子ダブルス1回戦、マクラクラン勉は第1シードのペアに敗れました。このところなかなかドロー運にも恵まれない状況で早期敗退が目立っています。

 

女子ダブルスの加藤・日比野組も1回戦逆転負けです。

 

DAY4

錦織圭(8) vs C.ノーリー 2回戦
64 64 60

初対戦、地元選手、長身レフティーなど、不気味な要素も少なからずありましたが、結果ストレートの快勝でした。

序盤は様子見もあり緊張したゲーム。錦織が第1セットは先にブレイクされましたが、相手データもこなれてきたところでブレイクバック、そのままギアを上げ取り切ります。

以降も被ブレイクこそあったものの、相手の上限値を見極め怒涛の攻撃モードに移行し、第3セットはベーグル完成。

体調が通常のときの錦織の強さには改めて凄みを感じました。

錦織の次戦以降に関わる対戦で、アップセットが出ています。第25シードのA.デミノーがS.ジョンソンに、第9シードのJ.イスナーがM.ククシュキンに相次いで敗れました。

油断は禁物ですが、錦織にとっては少し追い風かもしれません。

その他
  • 第13シードのチリッチが敗退。故障もあるのか、得意の芝シーズンでも覇気がありません。
  • フェデラーは地元選手に3-0の貫録勝ち。
  • 因縁めいたナダルとキリオスの対戦はナダルの勝利。キリオスもアップダウンしながらもいつになく集中、ナダルを苦しめましたがスコア1-3で力尽きました。
  • 元世界8位、バグダディスがM.ベレッティーニに破れ、その瞬間引退となりました。
    涙のあと、笑顔で爽やかにコートを去りました。
  • A.マレーがダブルスでとうとうこの聖地に帰還、P.H.エルベールとのペアで1回戦勝利です。
  • 女子ダブルス、青山修子組、二宮真琴組は1回戦を突破し、日本女子選手の牙城を守りました。

 

DAY5

トップハーフの3回戦です。

  • K.アンダーソン(4)がG.ペラに敗れる波乱。
  • ビッグサーバー対決、M.ラオニッチ(15)がR.オペルカを降しました。
  • R.B.アグート(23)がK.カチャノフ(10)に勝利でアップセット。
  • D.メドベージェフ(11)とD.ゴフィン(21)の対戦はフルセット激戦の末ゴフィンが勝ちきりました。
  • ジョコビッチ(1)は新鋭H.フルカシュに苦しめられながらも3-1で勝利。
  • 快進撃のF.オーガーエイリアシメ(19)はU.ウンベールに勢いを止められました。
  • 女子ダブルスの2回戦、青山修子組、二宮真琴組とも敗戦しましたが、青山(/C.ルンカット組)は混合ダブルスの1回戦を突破しました。
  • また、マクラクラン勉/加藤未唯組も混合ダブルスに出場しましたが1回戦で敗れています。

 

DAY6

シングルスは、ボトムハーフの3回戦になります。いよいよ1stウィークも大詰めです。

錦織圭(8) vs S.ジョンソン 3回戦
64 63 62

過去対戦は錦織から4勝0敗でした。

錦織が2年連続4度目のベスト16(4回戦)進出を決めました。試合内容自体は圧倒したと言っても良いと思います。

この試合も最序盤にいきなりブレイクされましたが、ジョコビッチなどもグランドスラムではしばしばこういうことがあります。5セットマッチの長丁場で常に集中を保つことは至難ですが、中盤や痺れる場面でなければ、相手次第では調子の見極めも含めてありなのかもしれません。

今回も、錦織は落ち着いてキャッチアップして、後は最後まで試合を優勢に進めました。

動きもスムーズで、全体的にサービスを含むショットの精度が非常に高く、なかでもフォアハンドがキレている感じです。タイミング、スピード、回転ともほぼ満点に近いのではないでしょうか。

そして錦織はこの試合の勝利で、節目の通算マッチ400勝を達成しました。

2ndウィーク、俄然期待値も上がって来ます。

  • ナダルは難敵ツォンガをストレートで降しました。
  • フェデラーはL.プイユとの対戦も、ストレートで倒してベスト16進出を決めました。本日も芝の上で様々な美しい魔術を見せてくれました。相変わらずとんでもないおじさんです。
  • 錦織との4回戦に挑むのは、J.L.ストルフを降して上がって来たベテランのM.ククシュキンとなりました。
  • 男子ダブルス、A.マレーは残念ながら2回戦で敗退です。しかし同日、大きな話題となっていた混合ダブルス、S.ウィリアムスとの黄金ペアリングが実現し、1回戦見事勝利となりました。

 

DAY8

4回戦進出(ベスト16)が出揃いました。ミドルサンデーを挟んで、2ndウィークのスタートです。

錦織圭(8) vs M.ククシュキン 4回戦
63 36 63 64

過去の対戦は錦織から8勝0敗でした。

タフなゲームでした。ククシュキンは好調、守備もカウンターも良く本当に錦織を苦しめました。

マッチ401勝目、遂にグランドスラム5大会連続のベスト8進出の快挙です。

 

他のベスト8も決まりました。

N.ジョコビッチ、R.フェデラー、R.ナダル、D.ゴフィン、R.B.アグート、G.ペラ、S.クエリーです。

 

準々決勝はDAY10、錦織は皇帝フェデラーに挑みます。

 

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