兵庫県立三木(みき)総合防災公園 屋内テニス場(通称:ブルボン・ビーンズドーム)は、兵庫県三木市(みきし)の、2007年に落成された公営テニスコートエリアです。
テニスコート概要
ブルボンビーンズドームとは、国際的規模の大会の実施から市民の利用まで、幅広くテニスを通したスポーツ振興を目的とした国内最大級の屋内テニス場です。震度7級の地震にも耐える構造を持ち、緊急・災害時には救援物資の保管や救援活動要員の活動拠点になります。
また、屋根の一部は屋上緑化の先進事例となり、周辺環境との調和や室内温度の平準化を図るモデルとしてなど、新しい試みを行っています。
ブルボン ビーンズドーム 公式ウェブ
この施設でのジュニア強化事業は、株式会社ブルボンのネーミングライツ料助成でおこなわれているということです。
基本情報
- 名称:
兵庫県立三木(みき)総合防災公園 屋内テニス場(通称:ブルボン・ビーンズドーム)
BOURBON Beans Dome - 所在地:
兵庫県三木市志染町三津田1708
1708 Shijimi-cho-mitsuda,Miki-shi, Hyogo-ken Japan - サーフェス・面数:
- 屋外:ハードコート・4面
- 屋内(ドーム内):ハードコート・9面(センターコート1面)
- ナイター設備:
あり(屋内のみ) - 施設休日:
年末年始 - 公式メディア等:
公式ウェブサイト - 問合せ・予約:
ブルボン・ビーンズドーム – 0794-85-8413
兵庫県園芸・公園協会 施設予約サイト
※会員登録要
※センターコートは現地予約のみ
※1週間以内の予約は窓口のみ - その他:
利用者制限なし。
アクセス情報
兵庫県三木市志染町三津田1708(三木総合防災公園管理事務所)
- 駅・停留所:
神姫ゾーンバス:「防災公園前」停 神戸電鉄「緑ヶ丘」駅から運行 - 駐車場:
あり(無料) 公園全体では普通車1,388台、大型車36台
テニスコート利用の方は、ビーンズドーム東側(70台)、林間広場南側(82台)、ゴルフ場北側(256台)が便利です。
テニスコート レビュー
兵庫県立三木(みき)総合防災公園テニスコートはとても整備された質の高いコート施設です。
特に、ネーミングライツによる、通称「ブルボン・ビーンズドーム」と呼ばれる屋内コートは、ITF主催のデビスカップやビリー・ジーン・キングカップ、ATPチャレンジャー大会(兵庫ノア・チャレンジャー)なども開催される国際クラスの施設となっており、また、テニススクールをはじめ、ジュニア育成、プロ選手の練習場としても年間通して活用される先進施設でもあります。
配置・形式など
屋内(ビーンズドーム内)コートは、斬新的な建物内に9面配置されています。
中央部のセンターコートを、サブコートが4面ずつ(1区画2面)挟む無駄のない形状は正にビーンズ〈豆〉のようです。→ 公式ウェブサイト[フロア紹介]
屋外コートは、ドーム北側に4面が2区画ずつ並列しています。
コート設備など
すべてのコートに、ベンチ(屋外は屋根付き)・審判台がセットされています。
附属設備など
屋内コート(ビーンズドーム)
ドーム規模は16,167㎡(縦161.8m、横106.4m、高さ22.85m)と大きな施設です。
中でもセンターコートには1,500席の観客席があります。
エントランスドーム、レストラン、更衣室、シャワー室、会議室、視聴覚室、救護室などを備えています。
屋外コート
コート4面に隣接して壁打ちコート 兼 ラボキッズジュニア(子ども練習場)も備えられています。
その他(利用方法など)
テニスコート利用者の制限はなく、兵庫県の在住・在勤者以外でも利用できます(利用料も共通)。が、オンライン予約システム(兵庫県園芸・公園協会 施設予約サイト)を利用する場合は予めシステムの会員登録が必要です(仮登録での単発利用も可。但しID期限が30日間しかないため、継続的な利用をするには窓口での本登録が推奨される)。
ギャラリー
三木総合防災公園について
テニスコートのある三木総合防災公園は、阪神・淡路大震災における経験を基に整備された面積202.5ヘクタールの広域公園です。
平時には公園として、災害時には物資拠点として利用する目的で整備されたもので、兵庫県の広域防災拠点の拠点地となっています。
公園は、「スポーツの森」と「自然体験の森」の2つのゾーンに分かれています。
「スポーツの森ゾーン」にはスポーツ施設を中心とした以下の施設があります。
- 陸上競技場(日本陸連公認第1種競技場 全天候型トラック9レーン 約20,000人収容)
- 第2陸上競技場(日本陸連公認第3種競技場)
- 野球場(中堅122.0m 両翼97.5m ナイター設備)
- 第1、第2、第3球技場(「みきぼうパークひょうご」天然芝2面、人工芝1面 ナイター設備)
- 展望広場
- 中央芝生広場
- 桜の広場
- 遊戯広場
- 陸上競技場前芝生広場
「自然体験の森ゾーン」には自然を利用した以下の施設があります。
- ビーンズドーム
- テニスコート
- グラウンドゴルフ場(天然芝3コース、用具貸し出しあり)
- 多目的広場
- 体験広場
- 西芝生広場
その他、以下の防災関係施設があります。
- 兵庫県消防学校
- 広域防災センター
- E-ディフェンス
まとめ
この記事では、三木総合防災公園 屋内テニス場 についてまとめました。
テニスコートの運営種別(公営・民営)について
公営テニスコート
国営・県営・市営・町営など、公有地をテニスコート施設として運営している形態のものです。
公共サービスの一環として運営され、一般の方でもなじみのあるテニスコートだと思います。
金額も格安で、だいたいが1面1時間あたり300円~1,000円の範囲だと思います(単位時間は様々)。
ほとんどの場合、抽選形式でコート予約をすることになりますが、各自治体やコートによって申込み・利用・支払いなどのルールは異なります。
誰でも利用できる施設もあれば、その自治体に住所か勤務地がないと利用できない、或いは利用料金が異なるといったケースもよく見られます。
また、現在はネット予約・抽選の方法が幅広く利用されるようになっていますが、その前提条件としてのルールを事前によく確認して利用するようにしましょう。
民営テニスコート
テニスコートは維持管理も大変なので、民間で単に面貸しのみでの経営しているケースはあまりありません。
民営の場合は、テニススクールのレッスン外時間のレンタル、ホテル・ペンション・旅館など宿泊施設の付属施設としての面貸し、或いは企業の福利厚生の一環で従業員のために貸し出しているケースなどがほとんどだと思います。
費用は、1面1時間あたり2,000円~5,000円ほどにはなると思いますが、経営上の維持管理のことを考えれば仕方のないところでしょう。
テニスは、天候にも左右され、また、一人ではできない(壁打ち、サーブ練習を除く)ものなので、コート予約や、人集めなどサークルや複数の人との協力が必要なスポーツです。
逆にだからこそ、雑多なことも含め、年齢や性別、それぞれの立場を超えた社会性も養えるスポーツであると、前向きにとらえて楽しむことも重要ではないでしょうか。