2019 全豪オープンDay2 錦織、ダニエル辛勝 大坂リベンジ【2019全豪】

 

2019 グランドスラム 全豪オープンの2日目は、トップハーフの1回戦、32組の激突です。

大会ドロー(トーナメント表)はこちら↓

2019 全豪オープン ドロー発表/結果 錦織・大坂【2019全豪】
テニス 2019 全豪オープン ドロー・結果など グランドスラム 全豪オープン メルボルン/オーストラリア 2019.01.14 – 2019.01.27 Australian Open Melbourne, Australi...

 

日本のエース、錦織圭がマーガレットコートアリーナの第1試合に登場、また、ダニエル太郎、女子では大坂なおみ、土居美咲もそれぞれ1回戦です。

錦織圭(8) vs K.マイクシャク
36 67 60 62 30棄

緒戦から、ポーランドの23歳に崖っぷちまで追い詰められました。

第3セット当初からマイクシャクに異変、手先から下半身にかけて痙攣に見舞われ、以降、それまでのキレとコントロールも格段に失われ、ファイナルセット0-3となったところで棄権しました。

 

恐らくは、オーバーワークでの故障とみられますが、それにしても、マイクシャクの第1、第2セットのプレイは、集中力、スピード、精度とも凄まじいレベルでした。

当然、3セットマッチであればストレート敗戦です。

ただ、錦織を擁護するわけではありませんが、マイクシャクは、酷暑のなかでの5セットマッチの戦法としては、飛ばし過ぎだったかもしれず、結果的に少々無謀なチャレンジでもありました。

もっとも、ツアーには、たとえ瞬間的ではあっても恐ろしいポテンシャルを持った選手がごろごろいることを再確認、肝を冷やした試合でした。

錦織にとっては、この試合は、ちょっと、修正箇所の確認だけして、忘れて次の試合を見据えた方がいいと思います。

 

ダニエル太郎 vs T.コキナキス
57 42棄

ダニエルは、今季まだ未勝利、開幕の2大会連続でラッキールーザーでの出場も波に乗れていません。

危険な相手、コキナキスとの対戦でしたが、なんとこちらもビハインドからの棄権による勝利でした。

ラッキールーザーでの2大会連続出場といい、今大会の勝利といい、今季は不思議な運がついてまわる太郎ちゃん。

 

次はネクジェン強豪のD.シャポバロフとの初対戦です。

運を生かして、この後はそろそろ目を覚まして気持ちよく勝って欲しいものです。

 

 

ほか、主な1回戦の結果です。

A.ズベレフ(4) vs A.ベデネ
64 61 64
F.フォニーニ(12) vs J.ムナル
76 76 31棄
I.カルロビッチ vs H.ホルカシュ
67 76 76 76
D.メドベージェフ(15) vs L.ハリス
61 62 61
J.ツォンガ vs M.クーリザン
64 64 76
S.ワウリンカ vs E.ガルビス
36 31棄
M.ラオニッチ(16) vs N.キリオス
64 76 64
N.ジョコビッチ(1) vs M.クルーガー
63 62 62
D.ティエム(7) vs B.ペール
64 63 57 16 63

過去3勝3敗、1回戦屈指の好カード、キリオスとラオニッチの試合は、サーブほか全面的に好調だったラオニッチが勝利。気合も充分でした。

地元の大声援の後押しもあったキリオス、サーブをはじめ悪くはない様子でしたが、脚の故障もあるのか集中力はいまひとつ。大事なところでのミスが目につきました(やらなくても良い場面での股抜きショットも)。

 

 

錦織の次戦は、身長2m11cmの39歳、来月には40歳になる、I.カルロビッチ大先生に決まりました。

無論、現トップ100内最年長のスーパー・ビッグサーバーです。

余談ですが、大先生が19年あまりのプロ生活で積み上げたサービスエースの本数は、歴代最多の約13,000本(2位のJ.イスナー、3位のR.フェデラーが約11,000本、錦織は約1,800本)。

過去戦績は錦織から3勝2敗。直近では2016全米オープン4回戦で相対し、錦織がストレートで勝っています。

しかし、大先生、開幕戦から好調でプネーでも準優勝。唯一無二のサーブが好調であれば、ブレイクは至難、全セットタイブレークでもおかしくない(実際、1回戦は4セットすべてタイブレークで決着)、恐ろしい存在です。

サービスゲームでのミスが許されない、張り詰めた試合展開になりそうです。

 

 

M.ブレングル vs 土居美咲
64 60

残念ながらフォアハンドの感触が良くなく、1回戦敗退となりました。

大坂なおみ(4) vs M.リネッテ
64 62

新全米女王の1回戦は、ロッドレーバーアリーナ、ナイトセッションの最終試合に組まれました。

大会運営側の期待がわかります。

結果、ほぼ、試合の主導権を握りながらわずか58分での快勝でした。

 

 

Day3は、西岡良仁が2回戦に登場、K.カチャノフに挑戦。

また、ダブルスもスタートします。

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