テニス 2014 ウィンブルドン選手権 ドロー・結果
グランドスラム ウィンブルドン選手権 ロンドン/イギリス
2014.06.23 – 2014.07.06
The Championships,Wimbledon
London,Great Britain
出場選手ドロー(トーナメント表)・結果などの情報です。
2014年のウィンブルドン選手権が閉幕しました。
今回の芝の舞台のエンディングも、火花散るBIG4同士の対戦で、それにふさわしい激闘をもって幕を閉じました。
ドロー・男子シングルス その他リンク
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(ATP公式ウェブ)
2014 ウィンブルドン選手権 決勝 N.ジョコビッチ(1) vs R.フェデラー(4) 67 64 76 57 64
2週間前までは青々としていた天然芝も、多くの場所で土色がくっきりと浮かび上がるコート上。
テニスの聖地では、2年連続3度目の決勝進出の第1シード、N.ジョコビッチと、2年ぶり9度目の決勝進出の第4シード、R.フェデラーの対戦。
グランドスラムでの決勝同カードは、2007年全米以来7年ぶりでした。
試合は、ジョコビッチがフルセットの末、「史上最高のオールラウンダー」であるフェデラーに勝利し、大会2度目、グランドスラムでは2013年全豪以来の7度目のタイトルを獲得しました。
また、この大会後、ジョコビッチやはR.ナダルに代わり世界ランキング1位に返り咲きます。
サーフェスを選ばない鉄壁の守備力、機械のような技術、尽きることのないスタミナ、激しても冷静なテニス脳、そして折れないメンタル。
この人にないものは何なのか。
年齢的にもピークはまだ先のはず。
この王者、当分君臨しそうな予感もします。
2014決勝 ハイライト
その他
上位シード勢の結果
- 第1シード N.ジョコビッチ 優勝
- 第2シード R.ナダル 4回戦
- 第3シード A.マレー ベスト8
- 第4シード R.フェデラー 準優勝
- 第5シード S.ワウリンカ ベスト8
- 第6シード T.ベルディヒ 3回戦
- 第7シード D.フェレール 2回戦
- 第8シード M.ラオニッチ ベスト8
2013年優勝、今大会第3シードのA.マレーは、準々決勝でG.ディミトロフに敗れ、地元ロンドンでの連覇を成し遂げることはかないませんでした。
日本人選手の結果
まずは第10シードで出場の我らが錦織圭。
4回戦で第8シードのライバル、M.ラオニッチと対戦しましたが敗れ、残念ながら2ndウィークへの勝ち残りはなりませんでした。
今大会の錦織の戦績は以下のようになりました。
- 1回戦 vs K.デスケッパー 64 76 75
- 2回戦 vs D.クドラ 63 62 61
- 3回戦 vs S.ボレッリ 36 63 46 76 64
- 4回戦 vs M.ラオニッチ(8) 64 16 67 36
同世代ライバルであるディミトロフやラオニッチらも、互いに強烈な刺激を交換しながら着実に力をつけ始めています。
切磋琢磨して、一時代を築き上げて欲しいものです。
杉田祐一は予選から勝ちあがり。
- 1回戦 vs F.ロペス 67 67 67
実力者に食らいつきましたが、僅差で敗れました。
折れずに挑戦し続けて欲しい。
伊藤竜馬も予選から勝ちあがり。
- 1回戦 vs S.ボレッリ 57 67 63 67
R.ナダルが新鋭N.キリオスに敗れる
オーストラリア国籍の19歳、ワイルドカードでの出場となったN.キリオスが、同大会初出場でのベスト8入りを果たしました(準々決勝でラオニッチに敗戦)。
しかも、キリオスは4回戦で、驚くべきことに第2シード(世界ランキングは1位)のR.ナダルを破り、1992年以来もっとも低い世界ランキング(144位)で同1位選手に勝利した選手となったということです(試合のスコアは、キリオスから76 57 76 63)。
若くして独特の風貌と雰囲気を持つキリオスですが、プレイをみているだけでも、度胸、身体能力、テクニックも並でないことは明らかです。
試合前、キリオスは母親に、「勝てるわけないけど頑張っておいで」と言われ、「そんなことはやってみなければわからないよ」と奮起したそうです。
ナダルを倒したことも単なるフロックとは考えにくく、恐るべき素質を感じさせるプレイヤーです。
