テニス 2021 ウィンブルドン選手権 ドロー・展望・結果など
2021.06.28 – 2021.07.11
グランドスラム
ウィンブルドン選手権
ロンドン/イギリス
Grand Slam
The Championships Wimbledon
London, Great Britain
2021年ウィンブルドン選手権の出場選手ドロー(トーナメント表)発表・展望・結果、テレビ放送・配信予定などの情報です。
[追記:2021/06/27]
内山靖崇がラッキールーザーで本戦入り。
表示ドローを最新版に更新しました。
[追記:2021/07/01]
男子単1回戦 錦織は初戦ストレート勝ち。西岡はイスナーを破る殊勲。
杉田、内山は善戦するも及ばず。
混合複にマクラクラン勉/柴原瑛菜組がエントリー。第15シードを獲得。
[追記:2021/07/02]
男子単2回戦 西岡、錦織が相次いで敗れる。
男子複のマクラクラン組、女子複の青山/柴原組は1回戦突破。
[追記:2021/07/04]
1stウィーク終了。男女ベスト16が出揃いました。表示ドローを最新版に更新しました。
日本人選手の男女単は全滅。男女複は各1組が生き残り。混合の緒戦(2回戦)は日本時間7/5予定。
[追記:2021/07/07]
男子シングルスはベスト8が出揃いました。R.フェデラーが大会最年長記録の8強入り。
女子シングルスは既にベスト4が決定。
ダブルスでは男女とも日本人選手がベスト8進出の快挙(マクラクラン/クラーセン組・青山修子/柴原瑛菜組)。おめでとう、WBラスト8クラブ入りです。
→マクラクラン組は敗退。青山/柴原組は勝って準決勝進出!
[追記:2021/07/10]
女子ダブルスの青山/柴原組は準決勝で惜敗。
シングルス決勝、女子はバーティーとKa.プリスコバ、男子はジョコビッチとベレッティーニというそれぞれの組み合わせとなりました。
[追記:2021/07/11]
女子シングルスの優勝はバーティー。ダブルスはメルテンス/シェ組が制覇。
[追記:2021/07/12]
最強・王者ジョコビッチがグランドスラムV20達成!
2021 大会概要・出場選手エントリー記事はこちら↓

また、今大会の結果等は本記事後半(次ページ)にて追記・更新します(準々決勝・準決勝・決勝など)。
先述のとおり、昨年のこの大会は新型コロナウィルス(COVID-19)パンデミックの影響で中止になりました。
思えば、1877年の第1回開催以来、第1次・2次世界大戦での中止以外では休むことのなかったこの伝統ある大会が、いとも簡単に中止になってしまう。戦時中と変わらない世界の混乱ぶりに改めて驚かされる次第です。
さて、当地イギリスの現在(2021年6月下旬)での新型コロナウィルスの新規感染者数の状況は、はっきり言ってあまり芳しくはありません。
同国では世界でも類を見ないほどワクチン接種がスムーズに進み、今年1月のピーク(5万人超)から5月中旬までは順調すぎるほど感染者は減じていました(平均1千人内外)が、そこからまた右肩上がりの増加が始まり、今はまた約1万5千人の大台まで到達してしまいました。
かくして、収束という表現にはまだ遠く、本格的なリバウンドへの警戒しなければならない状況です。
そして、このテニス界最大のビッグイベントも、今年もコロナ禍の影響は不可避となり、現在は運営側が苦慮しつつ25%~50%の制限観客での開催を指向しているとのことです。
当局とその市民、並びに関係者の無事を祈りつつ、テニスの聖地の戦いを楽しみたいと思います。
2021 大会ドロー
男子シングルス
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女子シングルス
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男子ダブルス
女子ダブルス
混合ダブルス
2021 大会の展望
上位シードの陣容・動向
今大会、男子シングルスの上位シードは次のとおり。
- N.ジョコビッチ
- D.メドベージェフ
- S.チチパス
- A.ズベレフ
- A.ルブレフ
- R.フェデラー
- M.ベレッティーニ
- R.B.アグート
グランドスラム大会なので上位シードの1回戦免除(BYE)はありません。
先の全仏オープンで、ダブル・キャリア・グランドスラムを達成したジョコビッチがトップシードです。今の大目標は、ウィンブルドン6度目のタイトル、グランドスラム最多優勝(タイ記録)、年間グランドスラム、ゴールデンスラム、スーパースラム等々目白押し(詳しくは弊記事 保存版 グランドスラム大会 男子シングルスまとめ【2021-トピック】もご参照ください)。 ^^;
ナダルがウィンブルドン、東京オリンピックを欠場することが発表され、俄然、ジョコビッチの「史上最強の称号」を得るチャンスも膨らんできました。
対抗第2シードはメドベージェフ。
今年はちょっと波に乗り切れていない様子ですが、全仏クレーでは苦手なりに躍進を遂げました。今回の芝コートでは絶対王者の敵足りうるか。ウィンブルドンでは2018・2019年の3回戦が最高成績です。
そして、芝の皇帝・フェデラーは第7シードで登場。
正直、グラスコートシリーズ前哨戦のハレでも彼らしい結果を出せず、苦闘が続いている状態と言えます。
ただ、年齢、故障明けと徐々に衰えが重なるなかでも、他の誰も出来ない電光石火の攻撃力は随所に見られます。
この舞台の彼ならばひょっとして…と思うのは筆者だけではないはず。
第3シード、チチパス。恐らく、今もっとも調子の良い選手の一人であると言っても良いでしょう。強さにも凄みが出てきました。
ウィンブルドンでは2018年の4回戦が最高位ですが、ズベレフとともに対抗の最右翼ではないでしょうか。
見どころなど
まだ予選枠勝者枠が完全には埋まっていませんが、1回戦から興味深いカードが多く見られます。男女日本人選手のカードとともにその状況を見てみます。
日本人選手男子シングルス1回戦
錦織圭 vs A.ポピリン
1回戦の相手はオーストラリアの新星・21歳、身長196cm。
今年は初タイトルも獲得して覚醒前夜の雰囲気もあるホープです。昨年ウィンブルドンデビューも果たし2回戦まで進みました。間違いなく難敵と言えます。
錦織のドローはボトムハーフ、メドベージェフサイド。2回戦以降のポテンシャルドローは、C.ルード、A.カラツェフ、M.ベレッティーニと、掛け値なしの実力者が揃いました。頑張れ!日本のエース!
西岡良仁 vs J.イスナー
西岡もボトムハーフでメドベージェフの山。3回戦までのポテンシャルドローは、A.ベデネ、ベレッティーニ。錦織とは隣り合った山なので、ひょっとしたら4回戦で…。
ところで、西岡は1回戦から最高身長差対決になってしまいました。戦績はイスナーの1勝0敗。
ウィンブルドンでの相手としては上位10傑に入る難敵(やりたくない相手)でしょう。サーブの読みとスピードで対応するしかありません。頑張って欲しい。
杉田祐一 vs R.ガスケ
純粋な対戦としては非常に興味深い顔合わせです。
さすがに実績は譲りますが、ベテラン同士のぶつかり合いは見ごたえがありそうです。
ガスケは、かつてウィンブルドン4強に2度も入りましたが、2017年以降は1回戦敗退が続いています。杉田は萎縮せず実力を出し切ればチャンスはあります。因みに、勝てばフェデラーとの対戦があり得ます。
追記:
内山靖崇 vs C.アルカラス
ラッキールーザーで本戦入りした内山は1回戦でスペインの新星、18歳のアルカラスと当たることになりました。強敵ですが、芝コートでの実戦経験はほとんどないはずなので内山に一日の長があるかもしれません。
そして勝てばメドベージェフとストルフの勝者…。
男子シングルス1回戦(日本人選手以外の目を引くカード)
N.ジョコビッチ vs J.ドレイパー
D.シュワルツマン vs B.ペール
M.フクソービッチ vs J.シンネル
S.チチパス vs F.ティアフォー
S.コルダ vs A.デミノー
D.シャポバロフ vs P.コールシュライバー
A.マレー vs N.バシラシビリ
J.ミルマン vs R.B.アグート
N.キリオス vs U.ウンベール
R.フェデラー vs A.マナリノ
H.フルカシュ vs L.ムゼッティ
F.ベルダスコ vs G.ディミトロフ
J.L.ストルフ vs D.メドベージェフ
日本人選手女子シングルス1回戦
日比野菜緒 vs B.ペラ
土居美咲 vs 予選勝者
今回は日本の大エース・大坂なおみが欠場です。
日本人選手男子ダブルス1回戦
マクラクラン勉/R.クラーセン vs A.モーテニ/A.ババソリ
西岡良仁/E.ゲラシモフ vs T.ブルキッチ/N.カシッチ
日本人選手女子ダブルス1回戦
青山修子/柴原瑛菜 vs G.ダブロウスキ/C.ガルシア
二宮真琴/L.キチェノク vs M.リネッテ/A.ロソルスカ
土居美咲/ゴルビック vs E.アレクサンドロワ/Y.ワン
日比野菜緒/クリスチャン vs C.マクヘイル/A.トムヤノビッチ
加藤未唯/ボラコバ vs M.ボウズコバ/L.ハラデツカ
日本人選手混合ダブルス1回戦
マクラクラン勉/柴原瑛菜 BYE
テレビ放送・配信予定など
現時点で国内向けでは、以下で放送・配信の予定があります。
大会公式メディア
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