画像引用:Youtube Australian Open TV
テニス 2014 全豪オープン ドロー・結果 ワウリンカが遂にBIG4の牙城を崩す
グランドスラム 全豪オープン メルボルン/オーストラリア
2014.01.13 – 2014.01.26
Australian Open
Melbourne, Australia
会場:
メルボルン・パーク(Melbourne Park)
ハードコート
2014年 全豪オープンの出場選手ドロー(トーナメント表)・結果などの情報です。
2014 大会ドロー
男子シングルス
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draw-ms-2014zengou女子シングルス
男子ダブルス
女子ダブルス
混合ダブルス
2014 大会結果 編集ここまで
男子シングルス準々決勝
R.ナダル(1) vs G.ディミトロフ(22)
36 76 76 62
A.マレー(4) vs R.フェデラー(6)
36 46 76 36
T.ベルディヒ(7) vs D.フェレール(3)
61 64 26 64
S.ワウリンカ(8) vs N.ジョコビッチ(2)
26 64 62 36 97
男子シングルス準決勝
R.ナダル(1) vs R.フェデラー(6)
76 63 63
T.ベルディヒ(7) vs S.ワウリンカ(8)
36 76 67 67
男子シングルス決勝
R.ナダル(1) vs S.ワウリンカ(8)
36 26 63 36
第8シード・グランドスラム初の決勝進出のS.ワウリンカと大会2年ぶり3度目の決勝進出のナダルの決勝。ワウリンカが勝利しグランドスラムでの初優勝を遂げました。
準優勝となったナダルは背中の故障を発症し思うようなプレイができず苦闘。アップ中に背中の不調を感じ、当初から徐々に悪化したとのことでした。
それでもナダルはこの舞台を壊すことを潔しとせず、途中100km/h程度のサーブしか打てなくなるような状態になってもプレイを継続。
「このような状態でコートに立ち続けるのは簡単ではなかったが、観客と対戦相手、そして自分のためにも、とにかくできる限り最後まで戦い抜こうと懸命に歯を食いしばった」と、試合後のインタビューで語っています。
17大会、4年半ぶりにBIG4以外のグランドスラム覇者(2009年全米オープンのJ.M.デルポトロ以来)となったワウリンカは、初の舞台でも気迫十分、思う存分に暴れまわり頂点を極めました。
上述したようにナダルの不調もありましたが、ワウリンカの威力・角度とも申し分のない片手バックハンドのダウンザラインがしばしば相手の足を止めます。
ワウリンカは、ナダルの故障によるプレイのアップダウンにとまどい第3セットを落としますがパワー・キレは一貫して高レベルで継続できていたので、恐らくナダルが本調子であっても結果を成していたように思われます。
実力者として認められてはいるもののなかなかビッグタイトルに縁がなく、BIG4の次の次という位置づけが長く続いていたワウリンカですが、この大会では見事な集中力・爆発力を見せ、勝者として称えられるに十分な成果を残しました。
また、この優勝でワウリンカは、
「男子シングルスでは、2012年全米オープンのA.マレー以来のグランドスラム初優勝者」
「グランドスラムの一大会でジョコビッチとナダルの両名に勝利した初めての選手」
などの偉業も達成しています。
女子シングルス決勝
N.リー〈李娜〉(4) vs D.チブルコバ
76 60
李娜はグランドスラム4度目、全豪オープンでは3度目の決勝進出。チブルコバはグランドスラム初の決勝進出(過去ベスト8以上は4度)。
第1セットは李娜が先にブレイクし、チブルコバ追いつくといった展開。そしてタイブレークを李娜が先取しました。
第2セットは、経験も豊富で波に乗る李娜が圧倒、このセットを6-0で取りグランドスラムでは2度目(2011年全仏オープン以来)、全豪オープンでは初の優勝を決めました。
李娜の31歳での優勝は1973年同大会を30歳で制したM.コートを抜き、全豪でオープン化以降の最年長女王となりました。
男子ダブルス決勝
E.ブトラック/R.クラッセン vs L.クボット/R.リンドステット(14)
36 36
女子ダブルス決勝
S.エラーニ/R.ビンチ(1) vs E.マカロワ/E.ベスニナ(3)
64 36 75
S.エラニ/R.ビンチ組が決勝で第3シードのE.マカロワ/E.ベスニナ組フルセットの末破り大会2連覇を達成しました。
混合ダブルス決勝
C.ムラデノビッチ/D.ネスター vs S.ミルザ/H.テカウ(6)
63 62
2014 大会その他
日本人選手
男子シングルス本戦出場者は、錦織圭(同大会5度目の本戦出場)・添田豪(同大会3度目の本戦出場)の2名。
錦織は昨年と同じ第16シードでの出場でしたが、4回戦で第1シードのナダルを相手に3セットすべて僅差のストレート負け(ナダルから7-6,7-5,7-6)。
添田は1回戦で第4シードのマレーと当たる不運。こちらは1-6,1-6,3-6の完敗でした。
女子シングルス本戦出場者は、森田あゆみ・K.伊達公子・土居美咲・奈良くるみの4名。
伊達、土居は1回戦敗退。
森田は2回戦、奈良は3回戦進出と気を吐きました。
女子ダブルス本戦出場者は、K.伊達公子・青山修子/土居美咲・宮村美紀の4名。
残念ながら全員が1回戦で姿を消しています。
男子ダブルス、混合ダブルス本戦には日本人の出場はありませんでした。
ジョコビッチ4連覇ならず
大会3連覇中だったジョコビッチは準々決勝でワウリンカに敗れ、全豪オープンでのマッチ連勝は25で、昨年からの公式戦マッチ連勝は28で、またグランドスラム準決勝進出の連続記録は14でそれぞれストップしました。
フェデラー記録更新
フェデラーがグランドスラム57大会連続出場となり、それまで56大会連続出場記録を有していたW.フェレイラ(2004年に引退)を抜き歴代記録を更新しました。