2019 グランドスラム 全豪オープン7日目、ボトムハーフ4回戦。
大会ドロー(トーナメント表)はこちら↓

4回戦、いよいよ本日からベスト16がぶつかります。
ここで、Day6で揃ったベスト16の整理です。上からシード順に並べました。
- N.ジョコビッチ(1)
- R.ナダル(2)
- R.フェデラー(3)
- A.ズベレフ(4)
- M.チリッチ(6)
- 錦織圭(8)
- B.コリッチ(11)
- S.チチパス(14)
- D.メドベージェフ(15)
- M.ラオニッチ(16)
- G.ディミトロフ(20)
- R.B.アグート(22)
- P.カレノブスタ(23)
- L.プイユ(28)
- F.ティアフォー
- T.ベルディヒ
ドローの各4トップはしっかり残っています。
そして、ズベレフを筆頭としたネクジェンの、コリッチ、チチパス、メドベージェフ、ティアフォーがその勢力をはっきり示しています。
ベルディヒが地力を発揮、ノーシードながら健在ぶりをアピール。
そして錦織をはじめとした谷間世代と呼ばれるラオニッチ、ディミトロフも上を狙います。
ここでお断りですが、今回は、まずプレビューとして本稿を揚げ、結果を追記する方法でひとつの記事とします。よろしければご再訪ください。
G.ディミトロフ(20) vs F.ティアフォー
57 67 76 57
常人離れした身体能力を持つ者同士、興味深い対戦です。
過去戦績は、ディミトロフから1勝0敗。昨年の北米マスターズで当たり、フルセットの接戦でした。
グランドスラムでの初対戦はどうなるでしょうか。
[2018/01/20:追記]
お互い、ブレイク、ブレイクバックも複数あり、接戦ではありましたが、試合の流れ、主導権はティアフォーが握っていたようにみえました。
攻撃のスピード、パワーとも、若いだけに急激な成長を見せています。
ティアフォーは、一見雑なように見えて、スイングもコンパクトです。
身体能力の高さに加え、無駄のない動きをモノにしつつある20歳は、アメリカの期待を一身に背負い、恐るべき怪物に進化しようとしているのかもしれません。
R.ナダル(2) vs T.ベルディヒ
60 61 76
そもそもベルディヒ兄さんは、BIG4被害者の会・現役部門の会長です(誰が言ったか)。
過去対戦はナダルから19勝4敗(グランドスラムでは3勝1敗)。
格下を圧倒する一方でトップ選手に勝てないというのが、彼の名誉と屈辱の入り混じったキャリアの一面でもあります。
昨年から、彼にしては珍しく故障休養で大きくランキングも下げましたが、今季復帰早々から好調を継続。
ここで、遂に新生・ベルディヒをみせることができるか。
[2018/01/20:結果追記]
ベルディヒは、第3セットでは意地をみせたものの、勝てる流れではなかったですね。
熱く、静かに、ナダルは優勝を狙っていることがうかがえます。
それにしても第1セットはベルディヒ、いただけません。
なぜ、この人はベーグルがつきまとうのか。
M.チリッチ(6) vs R.B.アグート(22)
76 36 26 64 46
今大会、苦労しながらもチリッチは勝ち残ってきました。
そして、今季もっとも好調な選手のひとりであるアグートに当たります。
過去対戦は、チリッチから4勝1敗、迫力あるラリー戦が予想されます。
[2018/01/20:結果追記]
予想どおりというか、フルセットの激戦でした。
どちらが勝ってもおかしくない試合。
今季、正真正銘波に乗るアグートが接戦を制し、ついにグランドスラム大会での初のベスト8進出を掴みました。
チリッチは今大会本当にお疲れ様でした。
R.フェデラー(3) vs S.チチパス(14)
76 67 57 67
早くも貫禄さえ備えてきたチチパス、皇帝フェデラーに挑みます。
初対戦、フェデラーの速攻を凌ぐことができるか。
[2018/01/20:結果追記]
フェデラーが逆転負けを喫し、全豪3連覇はなりませんでした。
3時間45分の試合を通して、ブレイクゲームは、第3セット第12ゲームのみという、両者とも高いレベルのサービスセーブ能力を示しました。
結局、フェデラーにとっては、第1、第2セットの計10回のブレイクチャンスを生かせずにこの第12ゲームのブレイクを与えてしまったことが命とりになりました。
それにしても、チチパスは、重要な場面でのミスの少なさが光ります。
追い詰められたときの精神力の強さ、冷静さは、既にトップ選手のそれであると言っても良いでしょう。
フェデラーの応援が圧倒的に多いなかでも動じない神経、随所に見られるふてぶてしさなども、良い意味で、トップの資質のひとつを備えていると言っても良いかもしれません。
女・複 3回戦
D.クロークザイク/日比野菜緒 vs B.ストリコバ/M.ボンドロウソバ
26 46
[2018/01/20:結果追記]
日比野は残念でしたがここで終戦です。
Day8、ベスト8に臨むトップハーフの4回戦の4試合。
錦織圭の相手は、初対戦のP.カレノブスタ。