2019 全豪オープンDay6 大坂、錦織の勝利のリレー、16強へ【2019全豪】

 

2019 グランドスラム 全豪オープン6日目、トップハーフの3回戦、16強が出揃います。

大会ドロー(トーナメント表)はこちら↓

2019 全豪オープン ドロー発表/結果 錦織・大坂【2019全豪】
テニス 2019 全豪オープン ドロー・結果など グランドスラム 全豪オープン メルボルン/オーストラリア 2019.01.14 – 2019.01.27 Australian Open Melbourne, Australi...

 

3回戦、錦織圭、大坂なおみが16強入りをかけて、同じコート(マーガレットコートアリーナ)に朝から連続して登場します。

Day4とは逆に、大坂が第1試合、錦織が第2試合、今回も勝利のリレーが見られるか。

また、女子ダブルスの2回戦、穂積絵莉、日比野菜緒のそれぞれ勝ち残りペアも上位を目指します。

 

さて、結果は…。

 

錦織圭(8) vs J.ソウザ
76 61 62

過去1勝1敗と、同年齢のキャリアにしては意外なほど対戦は少ない両者。

錦織自身、ストローク戦になることを予想したコメントを出していましたが、果たして、コートを広く使った打ち合いの多い試合でした。

第1セットは接戦、錦織が先にブレークしたもののソウザがブレイクバックしてタイブレークへ。ミニブレイクも先行しまた追いつかれはしたものの、さすがはタイブレークに強い錦織が8-6と取り切ります。

第2セット以降は、本来の錦織のショットが徐々に炸裂しはじめ、また、ソウザの脚の不調も重なり一方的な展開。

結果、錦織のストレート快勝で、3セットともほぼ主導権を握り続けることができたと思います。

 

ソウザのミスを誘うボールを効果的にコントロールできていました。

本人は、試合前も後も、体力的には問題ないと話していましたが、ところどころに、少し疲労感がみえたような気がします。

しっかり休んで、次なる強敵に備えてもらいたいものです。

 

 

主な3回戦の結果です。

D.メドベージェフ(15) vs D.ゴフィン(21)
62 76 63

メドベージェフ、ゴフィンもストレートで撃破しました。

本当に強い。

N.ジョコビッチにいかに挑むか、1stウィークの目玉のひとつになりました。

M.ラオニッチ(16) vs P.H.エルベール
64 64 76

ラオニッチは序盤のタフドローを切り抜け、むしろ自信をつけたか。

N.ジョコビッチ(1) vs D.シャポバロフ(25)
63 64 46 60

シャポバロフはよく1セットとったと思います。

ただ、最後のベーグルは、ジョコの怒りか、或いはシャポバロフの油断か。

A.ズベレフ(4) vs A.ボルト
63 63 62

サーシャ本来の力と言えばそうなのですが、オーストラリアの隠し玉のボルトを一蹴。

遂に、念願のグランドスラム2週目に突入なるか。

F.フォニーニ(12) vs P.カレノブスタ(23)
26 46 62 46

シード順云々の前に意外でした。

この舞台での相性的には(特にハードコートなので)、フォニーニ有利かと思っていました。

錦織の4回戦の相手となりますが、これもまた意外なことに初対戦です。

フォニーニよりはやりやすいと、個人的には思っていますが、サーブは良いので注意が必要です。

 

女子 3回戦
大坂なおみ(4) vs シェ・シュウウェイ(28)
57 64 61

高い技術をもつ33歳のベテランが相手です。

フォアハンド、バックハンドとも両手打ちで、ボールコントロールに優れています。

過去対戦は大坂から1勝0敗。

 

第1セット、大坂は見事に術中に嵌り、スライス系の緩いストロークと、執拗なドロップショットに翻弄されます。

相手に合わせすぎ、その反動で無茶振りしてミス。隠し切れない動揺に追い討ちをかけるドロップショットで更に揺さぶられ続けてセットダウン。

観ている側も当然動揺、どうなることかとハラハラです。

が、第2セット、大坂がマインドを切り替えて落ち着きを取り戻し、自分のプレイに徹する意思を固めてからはスピード、コントロールともに鋭さが戻り、ファインショットを連発します。

以降、大坂は、時折、シュウウェイのトリッキーなショットを決められもしましたが、ブレずに自分の為すことを徹底し、怒涛のゲーム奪取で、ファイナルセットも含めて力で試合を決めました。

 

大坂の、短時間でメンタルを切り替えられる成長ぶりと、シュウウェイの巧みな、パワーとスピードで劣っても戦える技術と戦略をみることができた印象的な試合でした。

 

本日は、なおみ劇場から錦織への勝利のリレーでした。

 

女・複 2回戦
A.ロソルスカ/穂積絵莉 vs A.サスノビッチ/T.タウンゼント
26 67

穂積は2回戦で終戦でした。

女・複 2回戦
D.クロークザイク/日比野菜緒 vs A.バイ/Z.ヒベス
62 61

日比野が2回戦突破です。

どこまで行けるか!

 

 

Day7、ベスト8に臨むボトムハーフ4回戦は、順調に勝ち進むフェデラー、ナダルが登場。

尚も前に進み、また黄金カードを再現するのか。

 

 

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