2019 グランドスラム 全豪オープンの4日目は、トップハーフの2回戦、日本の男女エース登場。
大会ドロー(トーナメント表)はこちら↓

日本の誇る男女2大エース、錦織圭、大坂なおみと、ダニエル太郎がシングルスに登場。
また、ダブルス1回戦にマクラクラン勉が出場です。
さて、結果は…。
錦織圭(8) vs I.カルロビッチ
63 76 57 57 76
大巨人大先生、カルロビッチとの久しぶりの対戦でした。
Day2での予告↓

大先生の2016年の記事↓

フルセット、ファイナルタイブレイクまで縺れ込み、試合時間は3時間48分。
史上最高レベルのサーブ職人、カルロビッチの1stサービスinの確率は5セットで75%、エースは59本。
ゲーム数は置いておいて、普通、調子の良いビッグサーバーが7割超えの1stを決めたらなかなか勝てません。
ゲームは最初から緊迫した雰囲気でした。
第1セットからお互いにサーブ好調、第8ゲームで掴んだブレイクポイントを逃さずモノにした錦織が奪取。
第2セットは譲らずタイブレークに突入。カルロビッチは痛恨のダブルフォルトを取り返せずここも錦織が獲りきります。
第3セットも前半はお互い手堅いサービスを展開しますが、第11ゲーム、カルロビッチが遂にブレイク、続くゲームもキープし、第3セットを獲得。
第4セットも、5-5で迎えた第11ゲーム、またもカルロビッチがこのゲームをブレーク。第4セットを獲得してとうとうセットカウント2-2のタイに追いつかれます。
最終セットもお互いサーブ好調。錦織が4-4からのサービスゲームで0-40と絶体絶命のピンチを迎えますが、ここから錦織の怒涛の連続ポイントでキープ。
結果、遂にファイナルタイブレークへ。
集中力が一段上がった錦織、勝負強さの光るポイント奪取で主導権を握り、激闘に幕を引きました。
さすがはファイナルセット勝率歴代1位の男!
錦織劇場、正直、ファイナルセットでは肝を冷やす場面もあり、カルロビッチ大先生の恐ろしさを実感しました。
初戦からフルセットが2試合続き、上位進出がノルマの錦織としてはスタミナが気になるところです。
3回戦の相手は、J.ソウザに決まりました(過去1勝1敗、直近は2017ブエノスアイレスで、錦織の勝利)。
D.シャポバロフ(25) vs ダニエル太郎
63 76 63
ネクジェン旋風の続く中、日本のダニエル太郎と、19歳シャポバロフの対戦です。
今季に入り、不思議な運の続くダニエル(ラッキールーザー2連続、今大会1回戦の相手の棄権)ですが、2回戦の若武者とは初対戦です。
若く身体能力の高いシャポバロフ、ミスも多い選手ですが、ここぞの爆発力はさすがです。
ダニエルはチャンスも複数あったのですがとりきれず。グランドスラム初の3回戦進出はなりませんでした。
ほか、主な2回戦の結果です。
M.ラオニッチ(16) vs S.ワウリンカ
67 76 76 76
F.フォニーニ(12) vs L.メイヤー
76 63 76
D.メドベージェフ(15) vs R.ハリソン
63 63 63
A.ズベレフ(4) vs J.シャルディ
76 64 57 67 61
N.ジョコビッチ(1) vs J.W.ツォンガ
63 75 64
ラオニッチ、迷惑ノーシードとの連戦で大変ですが、2回戦では4セットすべてのタイブレーク戦を制しました。
大きな山を2つ乗り越え、2ndウィークを目指します。
フォニーニは好調持続、このまま錦織と激突があるなら要注意です。
メドベージェフ、好調、というより、強いです。
次はD.ゴフィンとの対戦、好勝負になるでしょう。
男・複 1回戦
マクラクラン勉/J.L.ストルフ vs M.ジャジリ/R.アルボット
26 63 67
シーソーゲームでした。
マクラクラン組は無念の1回戦敗退です。
女・単 2回戦
大坂なおみ(4) vs T.ジダンセク
62 64
大坂なおみの2回戦、初対戦ですが、手強い相手でした。
大きなピンチこそありませんでしたが簡単には勝たせてもらえません。
途中、トレーナーを呼ぶ場面もあり、ちょっと気になるところ(詳細は不明)です。
女・複 1回戦
A.ロソルスカ/穂積絵莉 vs A.ペトコビッチ/M.プイグ
75 64
Day5は、いよいよステージ3回戦に突入です。
R.フェデラー、M.チリッチ、G.ディミトロフ、K.カチャノフ、そして、オーストラリアの期待を一身に集めるA.デミノーがR.ナダルに挑みます。
