2019 グランドスラム 全豪オープン12日目、トップハーフの準決勝、王者ジョコビッチにプイユが挑みます。
大会ドロー(トーナメント表)はこちら↓

ボトムハーフではR.ナダルが決勝進出を決めました。
どうやら、ナダルは今、限りなく最強モードに近いようです。
そして12日目は、王者N.ジョコビッチが、キャリア最高状態のL.プイユの挑戦を受けます。
今回も、まずプレビューとして本稿を揚げ、結果を追記する方法でひとつの記事とします。
よろしければご再訪ください。
準決勝
N.ジョコビッチ(1) vs L.プイユ(28)
60 62 62
過去の対戦はありません。
プイユ自身、グランドスラムのセミファイナルは初の体験ですが、2016年のウィンブルドンと全米オープンではベスト8まで進んでいます。
現ランキング31位、今大会第28シードとなったプイユは、1回戦から順に、M.ククシュキン、M.マーテラー、A.ポピリン、B.コリッチ、M.ラオニッチを倒してここまで上がってきました。
過去に分の悪かったラオニッチとの準々決勝では、見事なリターンでラオニッチのサーブを攻略し、アップセットをやってのけました。
ランキングのキャリア最高位も短期間ですがトップ10に入ったこともあり、上限値が高いことは明らかです。
王者を狼狽させたいところです。
一方、王者ジョコビッチは、今大会はきついドローだったと思います。
M.クルーガー、J.W.ツォンガ、D.シャポバロフ、D.メドベージェフ、錦織圭を降してのベスト4です。
ちょっと体調がすぐれないという情報もありますが、ゴールも見えてきた今、全豪オープンでの単独最多優勝記録(現在、R.フェデラーと並び6回)を狙っていることは間違いありません。
初対戦、プイユはどのように挑むのか。
[追記:2018/01/25]
ジョコビッチが、60 62 62のストレートでプイユを降し、今大会3年ぶりとなる決勝進出を決めました。
第1セット、ジョコビッチは第1ゲームからサービス好調、プイユのサービスゲームも次々とブレークします。
ベーグルの調理時間はわずか23分。
第2セットの序盤はプイユの粘りで一進一退。
しかし第4ゲームでプイユがミスを連発すると、ジョコビッチは見逃さずブレーク。
第8ゲームでもブレークに成功してセット奪取。
第3セットもジョコビッチは磐石。第4ゲームを3連続ポイントでブレイクすると、第8ゲームも簡単に奪いストレート勝ちを決めました。
攻守にわたって隙がない。
スピード、正確さ、セレクション、読み…。すべて人外のレベルです。
今、対抗できるのは、こちらも人外・R.ナダルのみでしょう。
50回を超える対戦、見飽きたという感情はまったくありません。
未だに時代の主権を渡さない両者の闘いが楽しみです。
世代交代?何それ?
R.フェデラーも敗れはしましたが、また闘志に火がついた模様、クレーシーズンへの久々の参加を表明しています。