全豪オープン開幕! Day1 マレーはフルセットの末敗退 (2019全豪)

2019年最初のグランドスラム、全豪オープンが遂に開幕しました。

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2019 全豪オープン ドロー発表/結果 錦織・大坂【2019全豪】
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開幕直前に、A.マレーの現役引退発表があり、大会とその周辺はマレーの話題で持ちきりです。

ただ、大会となれば、選手たちは各自のベストを尽くすことしかできませんし、自身の過酷な選手生活を少しでも実りあるものにすべく、淡々と、そして苛烈な努力をしなくてはなりません。

かくして、Day1、命を削る熱戦の火蓋が切られました。

主なプレイヤーの結果を取り上げます。

Day1はすべてボトムハーフの1回戦です。

伊藤竜馬 vs D.エバンス
57 16 67

伊藤竜馬は残念ながら、グランドスラム3年ぶりの勝利はならず、1回戦敗退です。

足の故障もあったようですが、ストロングポイントであるサーブの調子が悪かった。

第3セットは良い流れもありました。

まだ闘志は衰えていないようで再挑戦の決意を述べています。

T.サンドグレン vs 西岡良仁
46 67 64 46

西岡が、ASBクラシックでツアー初優勝を遂げたサンドグレンを破りました。

サンドグレンも前大会の疲労があったとは言え、大きな白星と言っていいと思います。

噛み合ったゲームでしたが、西岡の安定感が光りました。

今、西岡は試合ごとに地力が増しています。

2019年は、彼のひとつの到達点になるかもしれません。

膝も回復した今、行けるところまで行きましょう。

K.アンダーソン(5) vs A.マナリノ
63 57 62 61
S.チチパス(14) vs M.ベレッティーニ
67 64 63 76
R.ナダル(2) vs J.ダックワース
64 63 75
G.ディミトロフ(20) vs J.ティプサレビッチ
46 63 61 64
J.イスナー(9) vs R.オペルカ
67 67 76 67
K.エドマンド(13) vs T.ベルディヒ
36 06 57
M.チリッチ(6) vs B.トミック
62 64 76
R.フェデラー(3) vs D.イストミン
63 64 64

ベルディヒ兄さんが元気です。迷惑ノーシードの面目躍如です。

さすが、長年トップ10にいた実力は伊達ではありません。

アメリカ大巨人対決で、イスナーが若手のオペルカに足を掬われました。一ケタシードで最初のシードダウンです。

サービスエースは二人合わせて87本!

4セット中、互いのゲームブレイクが各1ゲームのみで、すべてタイブレークの決着という、ビッグサーバー同士ならではのゲーム展開でした。

R.B.アグート(22) vs A.マレー
64 64 67 67 62

Day1のすべての話題は、このメルボルン・アリーナの4時間に渡る激闘の試合に持っていかれました。

マレーは直前練習中からすでに痛みもあったようで、周りは試合に出場するかどうかも訝しんでいました。

やはり、当初はアグートの攻めについてこれない場面も見られ、ストレート敗戦も頭をよぎります。

しかし、マレーは、2セットダウンの後、身体も温まり、自らに残る元王者の意地なのか、溢れ出るアドレナリンのせいなのか、痛みも忘れたかのような闘志と動きを随所に見せ始めます。

もちろん、アリーナの大観衆すべてと言っていいほどの声援も後押ししたことでしょう(アグートには気の毒でしたが)。

ただ、ファイナルセット、アグートもその能力をトップギアに上げ、マレーの脳は、冷静に、自身の肉体の限界を彼自身に告げます。

第3ゲームからは、いくつかの、力を振り絞ったファインプレーをみせるものの、アグートの容赦ない攻めに2ブレイクを喫し、試合は終わりました。

異例なことに、勝者アグートのオンコート・インタビューの後、マレーのインタビューも設けられました。

長年のライバル、友人たちのコメントVTRも会場ビジョンに流され、当然ながら、今後についての話題に触れます。

先の会見での発言と微かなニュアンスの違いが感じられたのは、「大きな手術をして競技に帰って来られる可能性」を、少し前向きに表現していたことです。

根っからのアスリートが、結果はともかく全力で闘い抜いたことで精神も高揚し、僅かな希望の光を思わず口にしてしまったということなのでしょうか。

人生は一度きり、正解も、結論も、誰もわからない。

通常ならざる者も、そうではない者も、進退は自由。

マレーは、これまでも散々苦悩し、その末の引退発表だったとは思います。

ただ、恐らくは、今現在も、彼は苦悩し、迷っているはずです。

ぶれても良いし、撤回も大歓迎。一度は引退、それでも良い。

カムバックも、もちろんありです。

あまりに足跡が偉大であるが故に、ストーリーが「大物の引退」の流れとその結末一辺倒になってしまってはいますが、個人的にはもう少し、結論というかたちでなく、この純真で類稀な才能を持った青年の今後を見守りたいというのが正直な思いです。

Day2、明日はいよいよ錦織圭、大坂なおみ、ダニエル太郎、土居美咲が登場です。