遅いタイミングの投稿になってしまいました。
2016ATPツアーファイナル R/R
S.ワウリンカ vs 錦織圭
26 36
ワウリンカも不調でしたが、見事なストレート勝利でした。
恐らく、彼が万全であったとしても勝ち切れたと思います。
ワウリンカにしたいことをさせないゲーム運びで、経験値を生かした成果とも言えます。
次の同対戦も楽しみになってきます。
2016ATPツアーファイナル R/R
A.マレー vs 錦織圭
67 64 64
深夜に観戦する側もへとへとになるようなフルセットマッチ。
屈指のリターナー&ショットメイカー同士のせめぎあい、同大会史上3セットマッチ最長試合、3時間20分の、まさに激闘でした。
第1セット
第1ゲームから緊迫感が漂います。
ベースラインでの打ち合いはどちらかと言えば錦織のペース。
ただ、チャンスはあるもののさすがは新王者、簡単にはブレークを奪えません。
錦織は、ここぞというときのフォアハンドに力みがみられます。
総じて、「錦織の多彩なアタック vs マレーの超ディフェンス」の様相です。
長い長い第1セットは、両者ともにサービスキープを重ねタイブレークに突入。
そしてここでもデュースを繰り返しますが、遂に錦織が競り勝ちました。
第2セット
第1ゲームに早々にブレークを許し、追う展開。緩んだわけではないでしょうが、少し集中力が途切れた刹那、王者はこういうところを見逃しません。
第8ゲーム、遂にこの試合初のブレークに成功しますが、第9ゲームには再度ブレークを許します。
第10ゲームもデュースに持ち込むものの取りきれず、このセットは落とします。
錦織も精度の高いラリー、ショットを継続していますが、マレーの相変わらずの鉄壁ディフェンスは健在。
第3セット
錦織にもフィジカル、メンタル両面での疲労が見られます。
ラリーの質は相変わらず高次元をキープしてはいるのですが、第3、5ゲームの手痛いDFもありスコアは1-5まで開きます。
マレーにも疲労感が滲みますが、驚異のディフェンス力は衰えません。
しかし、ここから、錦織は残り少ない燃料を絞り出し3ゲーム連取。
最後の反撃をしかけ、王者の形相を引きつらせました…。
観戦直後感。両者ともお見事、ケガがなければいいが…。
この両者の今年の試合、とにかく、かみ合います。かみ合い過ぎます。
なんというか、惜しかった。
と同時に、充実感、安心感さえ覚えます。
今年は、BIG4との対戦を数重ね、叩きのめされ、善戦し、貴重な経験値を得られました。
そして、それらを間違いなく糧にしています。
もう、まぎれもない、トップの実力。
先の2016全米の激戦と重ね合わせてこそ、つくづくそう感じます。
この試合、スタッツ上も、印象も、サービスでのポイントが明暗を分けたと思います。
マレーも、重要場面での自らのサービスに助けられたと述懐しています。
息をのむラリー展開は双方とも究極のハイレベル。
攻撃面に限れば、むしろ錦織の方が押していました。
ただ、恐るべきはマレーのディフェンス。1発、2発では決まらない…。
UEは、数字上、共に多めの、錦織49、マレー39。
ただ、この値、私としては、この試合については、あまりピンとこない感覚です。
UE判定には明確な基準がなく、判定者主観になってしまうのは避けられないことですが、この試合の彼らのショットメイクは、お互いがすべてのゲームで相手に様々なプレッシャーをかけ続けて、センター付近でのラリーですら、ほとんどが相手にミスをさせる目的をも持って組み立てられているものだと思うのです。
要するに、私個人的には、エラーとは言え、通常ショットの質が恐ろしく高い中での失ポイントであることが多く、それらもUE(凡ミス)と呼ぶことには躊躇いを感じるということです。
※ スタッツとしてのUEを否定するものではありません。個人的な印象ですのでご了承ください。
少し脱線しました。
とにもかくにも、よくぞ、このレベルまで達しました。
レベルを維持することも尋常でない努力を要するでしょうが、また、この試合で経験値を高められたと信じたい。
次も因縁の難敵、M.チリッチです。
彼は既に連敗しており、R/R敗退が決まっていますが、3年越しのツアーファイナルでの初勝利を渇望していることでしょう。
体調に問題が無ければ第1セットから飛ばしてくることは明らかです。
マレー vs ワウリンカの結果次第では、既に勝ち上がりが決まっている可能性もありますが、
是非、この舞台で、同年代ライバルも叩いておいて欲しいものです。
明日は、スーパーチリッチか否か…。
私も正念場です。
1試合目を諦めて頑張って早起きするか、1試合目を観て、仮眠をとって2試合目を観るか(実に危険)、貫徹して痛い目にあうか(この確率高し)。
