楽天ジャパンオープンもそろそろ中盤、ベスト8が出揃います。
日本人選手を中心にここまでを振り返っておきます。
DAY1
1回戦
チョン・ヒョン vs D.シャポバロフ
36 63 26
フルセットの好ゲーム、韓国の若きエースをカナダのティーンが撃破。
シャポバロフ、相変わらず威力のあるバックハンド。精度も高く、よほど自信もあるのでしょう、回り込んでのバックなども打ち込みます。
1回戦
R.ハーセ vs 綿貫陽介
76 46 16
これは金星と言っても良いでしょう。
地元観客の多い中勝負度胸もなかなかのもの。ベテランのハーセも最初は様子見のようなプレイでしたが、徐々に様々な戦術も駆使、結局は綿貫が互角以上の戦いを演じました。この試合は大きな財産となることでしょう。
1回戦
錦織圭 vs 杉田祐一
64 61
総合力で錦織が圧倒した試合。本人も言っていたように、最初は錦織のほうが硬くなっていたようです。杉田は全力スタートダッシュで、良いプレイもみせていましたが、最終的には錦織のショットメイクがやはり勝ります。杉田も動きそのものも後半失速したようにもみえました。
今季の不振は、自信の部分なのか、右腕負傷も含めた技術的なものなのか?
杉田にとって、この試合が良い方の刺激になってくれると良いのですが。
みていてちょっと辛い試合でした。
1回戦
D.シュワルツマン vs D.メドベージェフ
46 46
シュワルツマンが足をすくわれました。というより、メドベージェフも著しい進歩を遂げているようです。若者のブレイクは脅威ですね。
DAY2
1回戦
M.チリッチ vs J.ストルフ
63 46 67
第1シードが逆転負けを喫しました。ダブルスでもマクラクラン・勉とペアを組むストルフのアップセット劇です。かつてR.フェデラーも一目置いているような発言をしていたストルフ、これからも注目です。
1回戦
S.チチパス vs ダニエル太郎
61 63
太郎ちゃんは試合前から体調がすぐれない旨をこぼしていました(あまり試合前には言わないほうが良いと思うのですが)。
本来、このスコアほど一方的な実力差はないとは思いますが、日本大好きチチパスはここにきて絶好調の様子です。
DAY3
1回戦
N.キリオス vs 西岡良仁
75 76
接戦でしたがキリオスが勝ちきりました。ヨッシーも頑張りましたが少しお疲れだったですね。
1回戦
K.アンダーソン vs M.エブデン
46 76 62
アンダーソンの逆転勝利です。エブデンは元々実力者ですが、GSファイナリストも肝を冷やしたでしょう。ビッグサーバーと試合巧者の好ゲームでした。
2回戦
錦織圭 vs B.ペール
63 75
すっかり日本人にとって敵役となってしまっているペール。この試合もその脅威の片鱗を随所に見せてくれました。錦織も後半は苦しみました。
2回戦
M.ラオニッチ vs 綿貫陽介
63 76
好ゲームでした。ラオニッチも絶好調ではありませんが、相変わらずのサーブは健在。第2セットタイブレーク時のサーブの威力には綿貫も衝撃を受けたと語っていました。
この世界の壁の高さを実感できたはずです。
2回戦
D.シャポバロフ vs S.ワウリンカ
46 61 64
19歳が、完全復活を目指すGS3大会覇者をしとめました。
シャポバロフも膝に軽微な故障を抱えている模様。
ワウリンカも失速、後半、足が動いていない場面も多かったように思います。
ダブルスでは、DAY3から日本人が登場しました。
ベンちゃん – ストルフ組 1回戦勝利
内山靖崇 – J.サリスベリ組 1回戦勝利
内山組の対戦相手は、ヨッシー – 上杉海斗組 。
上杉はこれがATPツアーのデビュー戦でしたが、好プレーもみられました。
ヨッシーと同世代、良い経験になったことでしょう。これからも活躍を期待します。
