
テニス 2021 ドバイデューティフリーテニス選手権 ドロー・展望・結果など
2021.03.14 – 2021.03.20
ATP500
ドバイデューティーフリーテニス選手権
ドバイ/U.A.E.
ATP500
Dubai Duty Free Tennis Championships
Dubai, U.A.E.
2021年ドバイデューティフリーテニス選手権の出場選手ドロー(トーナメント表)発表・展望・結果、テレビ放送・配信予定などの情報です。
[追記:2021/03/13]
S.ワウリンカがドロー発表後に欠場表明。
急遽表示ドローを差し替えました。
[追記:2021/03/15~]
結果を随時追記していきます。
[追記:2021/03/21]
決勝、勝ったのはA.カラツェフ。ツアー初優勝。
2021 大会概要・出場選手エントリー記事はこちら↓

また、今大会の結果等は本記事後半で追記・更新します(準々決勝・準決勝・決勝など)。
この大会も、既報のとおり新型コロナウィルス(COVID-19)感染禍のATPツアー再編で延期の影響を受けました。
現時点で、UAE(アラブ首長国連邦)では1日2千~3千人前後の新規感染者数が発表されています。UAEのこれまでの状況からみてあまり良い状況とは言えません。
対新型コロナウィルスのワクチンの効果はまだ未知数。ヨーロッパでは変異型株の増大が現実のものとなってきており、全世界規模でみればとても楽観視はできません。
とにかく、すべての大会が無事執り行われることを切に願います。
2021 大会ドロー
男子シングルス
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男子ダブルス
2021 大会の展望
上位シードの陣容・動向
今大会、男子シングルスの上位シードは次のとおり。
- D.ティエム
- A.ルブレフ
- D.シャポバロフ
- R.B.アグート
- D.ゴフィン
- P.カレノブスタ
S.ワウリンカ- K.カチャノフ
この大会は第16シードまでが1回戦免除(BYE)となります。
トップ・対抗シードはティエムとルブレフ。
ティエムは、来るクレーシーズンに向けて力を制御しているせいか最近あまり目立つ活躍はみられません(手抜きできる性格ではないですね^^;)が、ルブレフはABNアムロで優勝、次週カタール・エクソンモービルオープンではダブルスで戴冠と精力的に結果を積み上げています。
カタール・エクソンモービルで約1年ぶりに実戦復帰を果たしたR.フェデラーは、このドバイ大会もエントリーしていましたが先日欠場を発表しました。
今なお頂点を狙うレジェンドは、更なるレベルアップのためもう少し調整を必要と判断したようです。
日本人選手は錦織・西岡の2名が本戦出場。
前週フランスのオープン13大会に出場し両名とも奮闘しましたが結果を出せませんでした。
1回戦、錦織は超ビッグサーバーのオペルカ、西岡は業師ブーブリックとの対戦が決まっています。
そろそろ大活躍を見せてもらいたいところです。
見どころなど
予選結果は未だ出ていませんが、1回戦で興味を引くのは以下の対戦でしょうか。
西岡良仁 vs A.ブーブリック
M.ジャジリ vs J.W.ツォンガ
A.カラツェフ vs E.ゲラシモフ
R.ガスケ vs M.チェッキナート
錦織圭 vs R.オペルカ
フランス・ベテラン四銃士も近年故障に悩まされることが多くなってきました。ツォンガ、ガスケが1回戦から登場しますが、個性的でセンスあるテニスをこれからも見せてほしい(G.シモン・G.モンフィスも戻ってきて欲しい)ものです。
先述したように錦織の1回戦はオペルカ。今回は初対戦となります。
リターンは苦労しそうですが、かつてのM.ラオニッチを破っていた頃のスーパー・リターナーぶりを期待しましょう。
テレビ放送・配信予定
国内向けでは、現時点で以下の放送・配信予定があります。
※残念ながらBS朝日は、今年のATP500の放映はしないようです。
大会公式メディア
2021 大会結果
男子シングルス
準々決勝
D.シャポバロフ(3) vs J.シャルディー
過去対戦:2-0
75 64
A.カラツェフ vs J.シンネル(16)
過去対戦:0-0
67 63 62
L.ハリス vs 錦織圭
過去対戦:0-0
61 36 63
M.フクソービッチ vs A.ルブレフ(2)
過去対戦:1-2
57 26
準決勝
L.ハリス vs D.シャポバロフ(3)
過去対戦:0-0
67 64 76
A.カラツェフ vs A.ルブレフ(2)
過去対戦:0-0
62 46 64
決勝
L.ハリス vs A.カラツェフ
過去対戦:0-0
36 26
カラツェフが27歳にしてATPツアー初優勝。
今年の全豪オープンから大ブレイクを果たし好調を継続。今大会ではワイルドカードから一気に頂点へと駆け上がりました。
それにしても今のロシア勢の強さ。まさに黄金時代の幕開け。
日本人選手
錦織圭
1回戦〇 vs R.オペルカ 36 63 63
ツアー初対戦。爆裂サーブに苦労しましたが逆転勝利。
2回戦〇 vs D.ゴフィン 63 76
過去のツアー対戦は錦織から3勝(但し、すべて2015年)。
期待通りの良質なストローク戦。相手が相手なので後半は少し疲労がありましたが勝負強さも健在。ほぼ完全復活か。
3回戦〇 vs A.ベデネ 64 64
ツアー初対戦でした。上げてきた相手に後半苦しめられましたが逃げ切り勝利。
準々決勝● vs L.ハリス 16 63 36
勢いのある若手との対戦は激戦となりましたが惜敗。
西岡良仁
1回戦● vs A.ブーブリック 46 67
過去のツアー対戦は1敗。残念ながらリベンジならず。
男子ダブルス
決勝
R.ファラ/J.Sカバル (1) vs N.メクティッチ/M.パビッチ (2)
76 76

(補)大会出場の流れ
エントリーからドロー発表、出場に至るまでのおおまかな流れを、用語とともに説明します。
※ 尚、細かいルールについては、シーズン、大会ごとに異なる場合もあります。
エントリーリスト
通常、各大会の6週間前に発表される、その時点での大会出場者リストです。
参加表明している選手のATPランキング順に出場が決定され、大会の出場枠にそのまま収まる(出場できる)ことを本戦ダイレクトイン、ストレートイン、または(DA)ダイレクト・アクセプタンスと表現します。
オルタネイト枠(A)
ダイレクトインに届かなかった選手の、いわゆるキャンセル待ちの枠です。
ワイルドカード枠(WC)
大会主催者側の推薦枠で、ランキングの低い大会地元の若手がチャンスを与えられて入ったり、タイミングの都合でエントリーしていなかった上位人気選手が招請されて入ることもあります。
プロテクトランキング(PR)
故障などで6ヶ月以上渡りツアーを離れなければならなかった選手が、復帰の際、その故障時点でのランキング(厳密には3ヶ月の平均値)を大会エントリーに生かすことができる救済措置の権利のことを言います。
復帰から9ヶ月間限定で、ワイルドカードを除く8大会に利用できます。
ラッキールーザー(LL)
予選開始後に本戦に欠員が生じた場合、補充のために設けられる特別枠で、予選出場者に限られます。ここでも、予選最終ラウンドの敗者の中からのランキング上位者が優先されます。
ドロー
トーナメント表をドローと呼びます。
上記の条件を元に調整され、日程にして本戦の2,3日前に発表されます。
そして予選ドロー調整の後、間もなく予選が開始されます。

男子ダブルス(ATP公式)