2020 ドイツテニス選手権 ドロー発表/展望/結果【2020ハンブルク】

2020大会 テニスのBonJin

テニス 2020 ドイツテニス選手権ドロー・展望・結果など全仏オープン前哨戦の締めくくり

2020.09.21 – 2020.09.27

ATP500
ドイツテニス選手権(ハンブルク・ヨーロピアンオープン)
ハンブルク/ドイツ

ATP500
Hamburg European Open
Hamburg, Germany

2020年ドイツテニス選手権の出場選手ドロー(トーナメント表)発表・展望・結果、テレビ放送・配信予定などの情報です。

2020 大会概要・出場選手エントリー記事はこちら↓

また、今大会の結果等は本記事後半で追記・更新します(準々決勝・準決勝・決勝など)。

[追記:2020/09/22~]
錦織、西岡大会初日に登場。結果追記。

2020年ドイツテニス選手権のドロー(トーナメント表)が発表されました。

全仏オープンの前哨戦たるクレーシリーズもいよいよ大詰めです。
新型コロナウィルス(COVID-19)のパンデミックは未だ収束を見ませんが、各国、各界が試行錯誤しながら対応を続けています。別記事でも挙げてありますが、ATPは暫定的ながら4つの250大会を新たにスケジュールに追加するなど少しずつ積極的な運営をするようになってきました。
そしてこの大会も、観客数制限やソーシャルディスタンシングなどのルールを守ることを前提として有観客での運営となることが決まっています。

さて今大会、日本人選手では錦織圭と西岡良仁がシングルスメインドローに入りました。
錦織は1年ぶりとなる復帰からの2大会・2戦目となった現在開催中のBNLイタリア国際では1回戦を突破しましたが、地元イタリアの新鋭・L.ムゼッティに敗れました。
ただ総じて悪くないプレーも多く、徐々に実戦感覚を掴みつつあるようにもみえました。

2020 大会ドロー

男子シングルス

PDF男子シングルス(ATP公式)

PDFファイルを画像表示しています。画像下部よりページ送り・拡大・縮小ができます。

draw-r-2020hamburg
男子ダブルス

PDF男子ダブルス(ATP公式)

2020 大会の展望

上位シードの陣容・動向

今大会、男子シングルスの上位シードは次のとおり。

  1. D.メドベージェフ
  2. S.チチパス
  3. G.モンフィス
  4. R.B.アグート
  5. A.ルブレフ
  6. F.フォニーニ
  7. D.シュワルツマン
  8. K.カチャノフ

本命・メドベージェフ、対抗・チチパスの1,2シードに、ベテランのモンフィス、アグートが脇を固めます。

見どころなど

日本人男子、錦織はシングルス復帰3戦目。
まだ試合勘やスタミナ面で全開という訳にはいきませんが、先述したように徐々にコンディションは戻ってきている様子です。
そして1回戦の相手はC.ガリン。昨年から今年の序盤にかけて覚醒した感もあるクレーコーターで、初顔合わせながら厳しい相手です。
勝てば次は順位どおりならモンフィス。今回のツアーも楽ではありませんし、また地味な目標かもしれませんが2回戦勝利を「最適目標」として頑張ってほしいと思います。

西岡良仁はオルタネイトから直前に本戦に滑り込んできました。500トーナメントにしては本戦入りのハードルが高かったのですが、予選前に欠場者が急増したため運良くメインドローを確保できました。
錦織同様BNLイタリア国際では2回戦で敗退していますがもう少し奮闘を見たいものです。1回戦はD.ケプファー、勝つと次は順当ならばアグートと当たります。

ほか、既に決まっている男子シングルス1回戦の好取組は、P.コールシュライバー – フォニーニ、カチャノフ – J.L.ストルフ、D.エバンス – チチパスあたりでしょうか。

今大会は先述したように制限付きながら観客も入ります。声援や拍手のありがたみのわかる大会になりそうです。
改めて観衆、選手、大会全関係者のそれぞれの無事を切に願います。

テレビ放送・配信予定など

現時点で国内向けでは、以下で放送・配信の予定があります。

WOWOW メンバーズ・オンデマンド

GAORA スポーツ

BS朝日

ドイツテニス選手権 公式

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2020 大会結果

男子シングルス

  • 錦織圭
    1回戦:vs C.ガリン
    ツアー初対戦。
    06 36
    これまでのタイトルの4回がすべてクレー大会であるガリンですが、やはり赤土の上では攻撃も守備も本当に上手い。
    嚙み合わせも悪かったように思えますが、いくら何でもスコア差ほどの実力差ということはないでしょう。
    ただ、やはり錦織は動きそのものはキレを欠き、スタミナも戻っていない感じはします。
  • 西岡良仁
    1回戦:vs D.ケプファー
    ツアー初対戦。
    67 64 16
    本人の苛立ちもピークだったか、西岡はラケット破壊のオフマナーもありました。
    試合は傍からみても紙一重でしたが、ちょっとこのところ悪い時の悪い癖(投げやりな挙措が目立ちそれが相手に見透かされる)が見られるのが心配です。
    本人もわかっているとは思いますが、トップ30に入ることとその水準をキープし続けようと思えばそこは超えていかなければならない壁だと思います。
準々決勝

R.B.アグート(4) vs A.ルブレフ(5)
過去アグートから2勝1敗。
26 57

D.ラヨビッチ vs S.チチパス(2)
過去1勝1敗。
67 26

U.ウンベール vs C.ルード
過去ウンベールから1勝0敗。
57 63 16

A.ブーブリック vs C.ガリン
初対戦。
63 46 46

準決勝

C.ルード vs A.ルブレフ(5)
過去の対戦はルブレフから1勝0敗。
46 26

C.ガリン vs S.チチパス(2)
初対戦。
57 63 46

決勝

A.ルブレフ(5) vs S.チチパス(2)
過去のツアー対戦は1勝1敗。
64 36 75
ルブレフがATP500では初タイトル。

男子ダブルス

決勝

M.ビーナス/J.ピアース vs I.ドディグ/パビッチ
63 64

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(補)大会出場の流れ

エントリーからドロー発表、出場に至るまでのおおまかな流れを、用語とともに説明します。
※ 尚、細かいルールについては、シーズン、大会ごとに異なる場合もあります。

エントリーリスト
通常、各大会の6週間前に発表される、その時点での大会出場者リストです。
参加表明している選手のATPランキング順に出場が決定され、大会の出場枠にそのまま収まる(出場できる)ことを本戦ダイレクトイン、ストレートイン、または(DA)ダイレクト・アクセプタンスと表現します。

オルタネイト枠(A)
ダイレクトインに届かなかった選手の、いわゆるキャンセル待ちの枠です。

ワイルドカード枠(WC)
大会主催者側の推薦枠で、ランキングの低い大会地元の若手がチャンスを与えられて入ったり、タイミングの都合でエントリーしていなかった上位人気選手が招請されて入ることもあります。

プロテクトランキング(PR)
故障などで6ヶ月以上渡りツアーを離れなければならなかった選手が、復帰の際、その故障時点でのランキング(厳密には3ヶ月の平均値)を大会エントリーに生かすことができる救済措置の権利のことを言います。
復帰から9ヶ月間限定で、ワイルドカードを除く8大会に利用できます。

ラッキールーザー(LL)
予選開始後に本戦に欠員が生じた場合、補充のために設けられる特別枠で、予選出場者に限られます。ここでも、予選最終ラウンドの敗者の中からのランキング上位者が優先されます。

ドロー
トーナメント表をドローと呼びます。
上記の条件を元に調整され、日程にして本戦の2,3日前に発表されます。
そして予選ドロー調整の後、間もなく予選が開始されます。

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