テニス 2019 イントゥルム・ストックホルムオープン ドロー発表・結果など
ATP250 イントゥルム・ストックホルムオープン
ストックホルム/スウェーデン
2019.10.14 – 2019.10.20
Intrum Stockholm Open
Stockholm, Sweden
出場選手ドロー(トーナメント表)発表・結果、テレビ放送・配信予定などの情報です。
2019大会 概要・出場選手エントリー記事はこちら↓

また、今大会の結果等は本記事後半で追記・更新します(準々決勝・準決勝・決勝など)。
2019年ストックホルムオープンの本戦ドローが発表されました。
日本人ではシングルスで西岡良仁が本戦ダイレクトイン、ダブルスでマクラクラン勉(L.バンブリッジとのペア)がドローに入りました。
[追記:2019/10/15]
日本の杉田祐一がラッキールーザーで本戦入りしました。
ドローも差し替えました。
ドロー・男子シングルス その他リンク
PDFを画像表示しています(1ページ)。
画像下部のボタンより、拡大・縮小ができます。
(ATP公式ウェブ)
上位シード、その他
上位シードの陣容
今大会、男子シングルスの上位シードは次のとおり(第1~第4シードまでは1回戦BYE)。
- F.フォニーニ
- G.ディミトロフ WC
- T.フリッツ
- D.シャポバロフ
- P.カレノブスタ
- R.オペルカ
- F.ベルダスコ
- D.エバンス
華やかな顔ぶれです。
今季安定のフォニーニが第1シード。復調気配のディミトロフがワイルドカードで第2シード、そして若手のフリッツ、シャポバロフと続きます。
その他
- プロテクトランキングを利用して、今季引退表明のJ.ティプサレビッチが出場します。残り少ない今季の公式戦ですが、また見られる機会はあるのでしょうか。頑張って勝ち残って欲しい。
- 西岡は1回戦初対戦のR.アルボット、勝てば2回戦で第3シードのフリッツと当たります。
欲を言うならば、今季もタイトルが欲しいですね。決して不可能ではない、頑張ってください。 - エントリーリストに名前のあったJ.M.デルポトロは、やはり今大会も欠場となりました。戦績はともかく、今シーズン中に一度は元気な姿を見たかったのですが…。
完全復帰を祈るばかりです。
テレビ放送・配信予定など
国内向けでは、現時点、放送・配信予定はありません。
[追記:2019/10/16~]
大会結果
Day2 シングルスの1回戦で二人の日本人が登場。
R.アルボット vs 西岡良仁 63 46 16
E.イマー vs 杉田祐一 67 26
西岡はアルボットを逆転で降しT.フリッツとの2回戦に駒を進めました。
過去のフリッツとの対戦成績は西岡から1勝0敗(2018 アビエルト・メキシコ・ミフェル 2回戦)です。
そして今大会、ラッキールーザーで本戦入りした杉田が嬉しい今季ツアー初勝利を挙げました。実に2018年のアンタルヤオープン1回戦以来のツアー勝利です。
第1セットは初っ端に続けざまにブレイクされる苦しい展開から追いつき、タイブレークを制します。
余裕ができた第2セットは杉田が第1ゲームをいきなりブレイク。その後も粘り強さの戻ってきた杉田がミスを抑える落ち着いたプレイを続けイマーを破りました。
杉田らしい、我慢強いラリーが際立った試合でした。
2回戦は初顔合わせとなるS.トラバグリアとの対戦です。
準々決勝
喜ばしいことに、西岡良仁、杉田祐一の2名の日本選手がベスト8に名を連ねました。
両名とも各々「らしい」プレーで格上の強敵を撃破、調子の良さがうかがえます。
準々決勝は奇しくもセルビアvs日本の構図で、どちらも強力なベースライナーが相手です。
特に杉田の相手は、今大会での現役引退を示唆している名選手・J.ティプサレビッチで、世界的にも注目の一戦と言えるでしょう。
ツアー対戦成績はティプサレビッチから1勝0敗(2017リベマオープン 1回戦)です。
また、西岡とクライノビッチは初対戦となります。
F.クライノビッチ vs 西岡良仁
63 64
P.カレノブスタ(5) vs S.クエリー
46 61 64
D.シャポバロフ(4) vs C.シュテペ
60 63
J.ティプサレビッチ vs 杉田祐一
26 64 67
準決勝
西岡は破れました。次はスイス・インドア・バーゼルへの挑戦です。
そして、杉田vsティプサレビッチの一戦はティプサレビッチの実質的な引退試合になりました。
杉田の見事なストレート勝ちではありましたが、元世界ランキング8位の名選手も、なんと9度のマッチポイントをセーブして粘りをみせるなど奮闘。まだ引退には早いような気もします。
とりあえず、杉田には祝意を、ヤンコにはお疲れ様とだけ。
F.クライノビッチ vs P.カレノブスタ(5)
46 63 63
杉田祐一 vs D.シャポバロフ(4)
57 26
決勝
準決勝、杉田は奮戦空しく好調のシャポバロフに敗れました。
しかし、ラッキールーザーのチャンスを逃さずベスト4に残ったことは賞賛に値します。ランキングも上昇し、今後の健闘を期待させる内容の大会になりました。
シャポバロフは好調を持続しています。
そしてクライノビッチも西岡やシード勢を撃破するなど現在は非常に調子が良いということです。
決勝はどちらが勝っても初タイトル、激戦必至です。
D.シャポバロフ(4) vs F.クライノビッチ
64 64
シャポバロフ、早熟の天才レフティーが遂に初タイトルを獲得しました。
2019決勝 ハイライト
(補)大会出場の流れ
ブログ閲覧者の方からご要望があったため、エントリーからドロー発表、出場に至るまでのおおまかな流れを、用語とともに説明します。
尚、ルールについては、シーズン、大会ごとに異なる場合もありますので、2019年現在でのおおまかな説明とさせていただきます。
誤りなどもあるかもしれませんが、その場合にはご容赦のうえ、やさしくご指摘いただけると幸いです。
エントリーリスト
通常、各大会の6週間前に発表される、その時点での大会出場者リストです。
ATPランキング順に出場が決定され、大会の出場枠にそのまま収まる(出場できる)ことを本戦ダイレクトイン、またはストレートインと呼びます。
オルタネイト枠(A)
ダイレクトインに届かなかった選手の、いわゆるキャンセル待ちの枠です。
ワイルドカード枠(WC)
大会主催者側の推薦枠で、ランキングの低い大会地元の若手がチャンスを与えられて入ったり、タイミングの都合でエントリーしていなかった上位人気選手が招請されて入ることもあります。
プロテクトランキング(PR)
故障などで6ヶ月以上渡りツアーを離れなければならなかった選手が、復帰の際、その故障時点でのランキング(厳密には3ヶ月の平均値)を大会エントリーに生かすことができる救済措置の権利のことを言います。
復帰から9ヶ月間限定で、ワイルドカードを除く8大会に利用できます。
ラッキールーザー(LL)
予選開始後に本戦に欠員が生じた場合、補充のために設けられる特別枠で、予選出場者に限られます。ここでも、予選最終ラウンドの敗者の中からのランキング上位者が優先されます。
ドロー
トーナメント表をドローと呼びます。
上記の条件を元に調整され、日程にして本戦の2,3日前に発表されます。
そして予選ドロー調整の後、間もなく予選が開始されます。
