
テニス 2019 リベマオープンドロー発表・結果など
ATP250 リベマオープン スヘルトーヘンボス/オランダ 2019.6.10 – 2019.6.16
Libema Open S-Hertogenbosch, Netherlands June 10 – 16 2019
出場選手ドロー(トーナメント表)発表・結果(準々決勝・準決勝・決勝等追記)、テレビ放送・配信予定などの情報です。
2019大会概要・出場選手エントリー記事はこちら↓
2019年リベマオープンの開幕です。
クレーシーズン終了とともに、短いグラス(天然芝)シーズンのスタートです。
この大会、現時点で、男子シングルス・ダブルス本戦、シングルス予選の各ドローに日本人選手の名前はありません。
女子シングルス本戦、シングルス予選ドローにも日本人選手はいないようですが、ダブルスに青山修子が出場します(A.クルニッチとのペア)。
[追記:2019/06/14~]
準々決勝以降を当記事末に追記。
ドロー・男子シングルス その他リンク
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(ATP公式ウェブ)
(WTA公式ウェブ)
上位シード、注目選手は?
今大会、第1シードはS.チチパス、第2シードにワイルドカード参戦のB.コリッチ、第3シードにA.デミノー、第4シードがF.ベルダスコです。この4名は、1回戦はBYEです。
チチパスは全仏オープンでも一定の活躍をしてオランダに乗り込んできました。芝の舞台でも優勝候補筆頭として観客を沸かせそうです。
メンツを眺めてみると、若手とベテランが集まった模様です。
チチパスを中心に、デミノー、F.ティアフォー、T.フリッツのヤング勢と、ベルダスコ、昨年の大会優勝者のR.ガスケ、M.エブデン、A.マナリノらベテラン勢が色分けされます。第5シードのD.ゴフィンあたりが中堅でしょうか。
皆、それぞれの思いを胸に、今年もテニスの聖地を目指して前哨戦に挑むわけです。
テレビ放送・配信予定など
国内向けでは、現時点、放送・配信の予定は見当たりません。
大会結果
準々決勝
C.ガリン(7) vs B.コリッチ(2)
76 36 67
年齢もほとんど同じ、初対戦になります。
→コリッチが激戦を制しました。勝負強さが光ります。
D.ゴファン(5) vs A.マナリノ
64 57 36
過去対戦はゴファンから4勝0敗、マナリノはまだ1セットしかとったことがありません。
→ゴファンが不覚、やはりマナリノは芝では侮れません。
A.デミノー(3) vs J.トンプソン
64 26 36
オーストラリア・シドニーの同郷対決。過去対戦はデミノーから2勝0敗です。
→トンプソンが先輩の意地を見せ、新鋭に一矢報いました。
N.ジャリー vs R.ガスケ(8)
67 46
ガスケが遅れていた最後のベスト8枠をものにしましたが、不幸にもダブルヘッダーになってしまいました。初対戦です。
→ガスケ、難敵ジャリーを降し根性の連勝です。
準決勝
B.コリッチ(2) vs A.マナリノ
64 36 67
過去の対戦、2017年に2回対戦しています。意外と言っては失礼かもしれませんがマナリノから2勝0敗です。
→やはりマナリノの芝での強さは本物です。第2シードから逆転で試合をモノにしました。
R.ガスケ(8) vs J.トンプソン
57 36
トンプソンもそろそろ中堅にさしかかる年齢(25歳)なので、こちらも初対戦というのが意外な思いです。トンプソンもオーストラリアの若手に引っ張られて一皮剥けたいところでしょう。
→さすがにガスケもお疲れか。しかしトンプソンは見事な勝ち切りです。
決勝
A.マナリノ vs J.トンプソン
76 63
ノーシード同士、44位対62位の決勝となりました。
過去の対戦はマナリノから2勝1敗で、その2勝ともにグラスコート(2017スヘルトーヘンボス、2018ニューポート)です。
そしてどちらが勝ってもシングルス初タイトル!
トンプソンはツアーレベルの決勝進出も初めてとなります。
一方のマナリノは決勝進出はこれで実に7回目。2017アンタルヤオープンで杉田祐一の初タイトル獲得のときの決勝の相手もこのマナリノでした。
あのときがタイトル挑戦3回目でしたが、その後も3回の決勝戦に敗れています。
火花散る戦いになりそうですが、ココまで来るといい加減、得意のグラスコートで、30歳のマナリノに獲らせてあげたい気持ちにもなります(トンプソンは25歳)。
→優勝はマナリノ。苦しかった第1セットのタイブレークを奪い、第2セット第4ゲームをブレーク。リードを守りきり嬉しいツアー初タイトルです。
今大会WTA女子ダブルス決勝では青山修子/A.クルニッチ組(初のペアリングだそうです)がオランダペアをストレートで降し優勝しました。おめでとう!
青山は2017東京(ジャパンテニス女子オープン)以来、ダブルス通算9度目の戴冠でした。
因みに、パートナーのクルニッチは、同じく2017東京での伊達公子さんの引退試合の対戦相手ですね。
2018 決勝 ハイライト
(補)大会出場の流れ
ブログ閲覧者の方からご要望があったため、エントリーからドロー発表、出場に至るまでのおおまかな流れを、用語とともに説明します。
尚、ルールについては、シーズン、大会ごとに異なる場合もありますので、現在でのおおまかな説明とさせていただきます。
誤りなどもあるかもしれませんが、その場合にはご容赦のうえ、やさしくご指摘いただけると幸いです。
エントリーリスト
通常、各大会の6週間前に発表される、その時点での大会出場者リストです。
ATPランキング順に出場が決定され、大会の出場枠にそのまま収まる(出場できる)ことを本戦ダイレクトイン、またはストレートインと呼びます。
オルタネイト枠(A)
ダイレクトインに届かなかった選手の、いわゆるキャンセル待ちの枠です。
ワイルドカード枠(WC)
大会主催者側の推薦枠で、ランキングの低い大会地元の若手がチャンスを与えられて入ったり、タイミングの都合でエントリーしていなかった上位人気選手が招請されて入ることもあります。
プロテクトランキング(PR)
故障などで6ヶ月以上渡りツアーを離れなければならなかった選手が、復帰の際、その故障時点でのランキング(厳密には3ヶ月の平均値)を大会エントリーに生かすことができる救済措置の権利のことを言います。
復帰から9ヶ月間限定で、ワイルドカードを除く8大会に利用できます。
ラッキールーザー(LL)
予選開始後に本戦に欠員が生じた場合、補充のために設けられる特別枠で、予選出場者に限られます。ここでも、予選最終ラウンドの敗者の中からのランキング上位者が優先されます。
ドロー
トーナメント表をドローと呼びます。
上記の条件を元に調整され、日程にして本戦の2,3日前に発表されます。
そして予選ドロー調整の後、間もなく予選が開始されます。

