2018 ATPファイナルズ 準決勝
R.フェデラー vs A.ズベレフ
57 67
わずかな差、ミスが勝敗を分けました。
序盤から、両者、集中してゲームに入り込めていたと思います。
随所に、各々特徴のあるプレイを展開し、奪うポイントの質こそ違えど、拮抗した打ち合いが続いていました。
しかし、第1セット第12ゲーム、少しフェデラーも集中が切れた刹那、0-40。
そしてこの試合初のブレイクポイントをズベレフが一発で決め一気にセットを奪います。
第2セット、更にラリーのテンションが上がりますが、なんとか挽回したいフェデラーの攻撃にもズベレフがよく耐え、タイブレークへ突入。
ここでも両者譲らない展開が続きましたが、ミスをしないズベレフがタイブレークも制し、ついに決勝への切符を手に入れました。
このタイブレーク中、フェデラーが4-3とリードして迎えたプレイのさなか、ボールボーイが準備ボールを落球してしまい、その場面が目に入ったズベレフがラリーを中断するという珍しい事件が起こりました。
審判も含め、当事者はその一連の出来事とその処置について確認しましたが、微妙なタイミングで起こったそのハプニングに、納得できない一部の観客(恐らくはフェデラーファン)からブーイングが起こりました。
🇨🇭フェデラー@rogerfedererが🇩🇪Aズベレフに敗れた準決勝の第2セットタイブレークで、ボールボーイがボールを落としてしまい、それに気づいたAズベレフがプレーを中断した場面について試合後の記者会見で語りました👍#NittoATPFinals #atp #gaora_tennis #gaora pic.twitter.com/4aDiMMhVsC
— GAORA SPORTS テニス (@gaora_tennis) 2018年11月18日
これまで、この舞台ではなかなか輝けなかったサーシャですが、ついに決勝へと名乗りを上げました。
おめでとうございます。
2018 ATPファイナルズ 準決勝
N.ジョコビッチ vs K.アンダーソン
62 62
相変わらずの無双、(この試合も)ジョコビッチの圧勝劇でした。
アンダーソン、序盤からの1stサーブに苦しみ、防戦一方。
グラウンドプレイが飛躍的に向上したといっても、この人のサービスが不調であればやはり苦戦は必至です。
というより、得意のサービスでさえも、ジョコビッチの前では、大きなプレッシャーを受け、力が入りすぎてしまうような状況になってしまうのかもしれません。
結果、ラウンドロビンでも寄せ付けなかった(対戦相手全員ですが)ズベレフを、今度は決勝の舞台でまた迎えることになりました。
ジョコビッチは当然、数刻前に敗れたフェデラーの持つ、ファイナルズの最多優勝記録を狙います。
2018年シーズン最後の決勝戦、栄冠を手にするのは、超復活を遂げた王者か、若き怪物王子か。
2018 ATPファイナルズ 決勝
N.ジョコビッチ vs A.ズベレフ 11月19日 3:00~
