2016 全仏オープン 4回戦 錦織×ガスケ【2016全仏】

 

テニス 2016 全仏オープン
4回戦 錦織×R.ガスケ
天才ガスケに苦杯、それでも前へ

グランドスラム 全仏オープン
パリ/フランス
2016.05.22 – 2016.06.05
French Open, Roland Garros
Paris, France

 

男子シングルス4回戦
錦織圭 vs R.ガスケ
46 26 64 26

 

多くの日本人テニスファンにとって、かなりショッキングな錦織の敗戦だったと思います。
直近の相性が良かった(2016ローマ、マドリードの連勝)、だけに、特に。

 

もちろん、錦織自身がもっとも辛かったことは想像に難くありません。敗因は、錦織本人の会見でも語られています。
また、報道や、スポーツナビブログをはじめとする一般の方々からの秀逸な論評でも大きな話題となっています。私も、落胆を隠せぬ自身を励ましつつ、読ませていただきました。

 

発信記事というよりも、私自身を癒すために、以下は書きます。

今大会、ガスケは地元の大応援にも支えられ、素晴らしいパフォーマンスを展開しています。ジュニアの頃から天才と呼ばれたガスケももう30歳になろうとしていますが、全仏オープンでベスト8に入るのはこれが初めてです。

 

3回戦で錦織と激闘を演じたF.ベルダスコは32歳。それでも、溌溂とした動き、ウェア越しにもわかる隆々の肉体、フォアハンドには若い頃同等かそれ以上にパワーを感じました。

 

今大会も苦しみながらも勝ち続けるS.ワウリンカも31歳。特にこの人は既にGSの覇者ではあるものの、MS制覇ですら2014年が最初です。

 

そう、錦織は今でも十分強いが、近代テニス界ではまだひよっこ。ピークは数年先!

気のせいではありません。近代テニスの戦いは、「経験」という武器の比重がとても大きくなっており、周知のとおり、近年ではランキング上位者の年齢層も高くなっています。

 

錦織は今大会、また貴重な「経験」を得られました。
たった一人で日本を背負っている青年に、まだハッパをかけるのもつらいのですが、きっと、彼は、また前を向いて進化してくれるものと信じます。

 

 

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