ブリスベン国際 遂に決勝進出!
錦織圭、恐るべき強さです。
サーブの調子が良いだけでなく、素早い動きと球際の強さが特に目に付きます。
体調も良く、心・技・体ともに充実していることが伺えます。
2019ブリスベン国際 準決勝
錦織圭 vs J.シャルディ
62 62
全体的に、ピンチも多少あったものの、快勝と言える試合だったと思います。
マッチ・サマリーでは、1stサーブinが70%、アンフォーストエラー8本と非常に安定した数値。
今大会頻繁にみられるネットプレイもタイミング、決定率ともに申し分なく、相手にとってはかなりの脅威になっていると思います。
途中からはシャルディも、サービスエースでしかポイントのしようがない、お手上げ状態。
#ブリスベン国際 #2019Brisbane #2019ブリスベン
準決勝#錦織圭 vs #シャルデイ
第1セット 62
2ブレイクで圧倒、サーブ好調70%in、ミス少なく、ネットプレイも効果的。#ATP #テニス #tennis— テニスのBonJin (@tennisnobonjin) 2019年1月5日
第2セット 62
出だしこそシャルディの猛攻に苦しむも、第5ゲームでブレイクすると圧巻の連続ポイントで第6、7ゲームと独り舞台。
最後もサービスエースで決める格好良さ!
シャルディも握手のときは「すげーな」と言わんばかりのジェスチャー。
全豪までとっておいて欲しい強さ。— テニスのBonJin (@tennisnobonjin) 2019年1月5日
遂に決勝かー。
嬉しいような、怖いような。
メドベが来たら色々複雑やし。
圭があまりにも強いんで期待してしまうがな。
でも本当に狙うのは全豪だから気にしないでおこう。
錦織がプレッシャー感じるかどうかなんて凡人にはわからないしね。— テニスのBonJin (@tennisnobonjin) 2019年1月5日
これは的を射ているかどうかわかりませんが、他の同胞仲間(西岡良仁、ダニエル太郎、内山靖崇、マクラクラン勉、今は雌伏状態ですが杉田祐一、そして女子ですが大坂なおみ)の奮闘も、錦織のモチベーションに良い影響を与えているような気もします。
10年以上、ATPツアーにおいて、ほとんど同胞プレイヤーと交わることもなく、孤独な闘いを続けてきた錦織にとって、一方で競争相手ではあっても、チーム・ジャパン仲間と言葉を交わし打ち解けられる時間を持てることは、精神的にとても癒されると思います。
錦織が土台をほとんどひとりで作ってきたとも言えるこの流れを切らさないよう、お互い刺激しあって、5人、10人と、更にツアーに常時出場する日本人選手が出てくることを切に願います。
2019ブリスベン国際 準決勝
D.メドベージェフ vs J.W.ツォンガ
76 62
喜ばしいことに、33歳、ツォンガもツアーに戻り、そして思いのほか元気な姿を見せてくれています。
2018年は早々に膝の故障とその手術でツアーを離れ、半年後に復帰したもののなかなか本調子には戻らず終戦していました。
ちょうど1年前には15位だったランキングは、現在239位まで下がっています。
今大会では、T.コキナキス、ダニエル太郎、A.デミノーを続けて破り、とうとう準決勝まで上がってきました。
そして、まさに日の出の勢いの若手、メドベージェフと相対します。
過去の対戦は2017年のモンペリエで準々決勝の1度きり、ツォンガがストレートで勝利しています。
試合は、はなから調子の良いツォンガが主導権を握りますが、メドベージェフも真骨頂の粘りで対応。
土壇場での切り返しや、我慢、やはりメドベージェフは本当に強靭なメンタルを持っています。
ツォンガも、得意のサーブでエースを量産、第1セットではセットポイントも握りますが、終始ミスの少ないプレイを続けるメドベージェフを崩すことができず、結果強引なミスが多くなり、ストレートで決着がつきました。
メドベージェフ、2018年の3つのタイトルはフロックではありません。
一見、荒っぽくみえるフォアハンドのフォームですが、軸のブレが小さく、ミスを最小限におさえる叩き方です。
フットワークも良く、若くしてテニスを熟知しているような、そういう戦い方のできる選手です。
とにかく、ミスが少ない(エラーだけでなくチャンスボールを配給することも少ない)、この選手が明日の錦織の決勝の相手です。
3度目の顔合わせで、過去1勝1敗。
記憶にも新しい、2018の楽天オープン決勝で手痛い敗戦を喫しました。

このときは、錦織も調子自体悪かったとは思いますが、メドベージェフが難敵であることは明らかでした。
今の錦織にとっても間違いなくタフな相手です。心身のコンディション、戦略とも、勝つためにはハイレベルな対応が求められるでしょう。
冷静に、鋭く、頑張って欲しい。
言いたくはないけれども、そろそろ決勝連敗をストップさせたいですね。
2019ブリスベン国際 女・単 準決勝
大坂なおみ vs L.ツレンコ
26 46
大坂なおみは27位のツレンコに敗れました。
なおみちゃんは好調とは言えなかったですが、ツレンコは良かった。
ミスも少なく、リターンをはじめストロークがラインぎりぎりの深さで良くコントロールされていました。
錦織とのダブル決勝を期待しましたが、残念、こんな日もあるでしょう。
次はシドニー国際、のはずでしたが、先ほど欠場が決まったようです。
全豪オープンまで、じっくりと体調を整えてください。
