
●センターコート
2019東レPPO
シングルス1回戦 A.パブリチェンコワ vs D.ヤストレムスカの模様。
大阪府大阪市西区 ITC靭テニスセンター
ITC靭テニスセンター(アイ・ティー・シー うつぼテニスセンター)は、大阪府大阪市西区の靭公園(うつぼこうえん)西園にある公営施設のテニスコートエリアです。
靱公園は、都市公園(総合公園)で、四つ橋筋からあみだ池筋までなにわ筋を挟んでの東西に細長い配置です。
公園の歴史は古く、戦後から1952年にかけて占領軍の常用飛行場であった敷地を、大阪市が1955年に戦災復興土地区画整理事業によって整備・開園したとのことです
[追記:2019/09/06] 2019 東レ パン・パシフィックオープン初開催!

施設概要
靭公園は、なにわ筋を挟んで東園・西園に分かれおり、ITC靭テニスセンターがあるのは西園でその大部分を占めています(1997年のなみはや国体の開催を控え、1995年に西園内の靱蹴球場跡地に靱テニスセンターとして開設)。
公園内には、ITC靭テニスセンター以外に下記の施設があります。
東園
- ITC靭庭球場(クレーコート4面 1953年に大阪国際ローンテニスクラブのメインコートとして開設され、翌年には全日本テニス選手権開催。その後2006年にリニューアル整備され現在に至る。)
- 大阪科学技術館
- ケヤキ並木・バラ園
西園
- 靱海産物市場跡
- 結婚式場(テニスセンターB1)
- レストラン(テニスセンターB1)
公園周辺は、衣料店や飲食店が多く、特に東園側では、公園が街路ではなく直接京町堀通り南側ビル群の裏側に接しているため公園に直接面したお店もあります。
また、公園内に楠永神社(ご神木の大きなクスノキが有名)や、作家・梶井基次郎の文学碑(「檸檬」の一節が刻まれている)があります。
都心ながら緑の多い公園で、長らく市民の憩いの場所となっています。
アクセス
〒550-0004 大阪府大阪市西区靱本町2-1-14 靱公園内
| クルマ |
|---|
| 公営地下駐車場 普通車(有料) 246台 靭駐車場 |
| 地下鉄 |
|---|
| 中央線・四ツ橋線「本町」駅 徒歩約5分 中央線「阿波座」駅 |
| 大阪シティバス |
|---|
| 「靱本町一丁目」停 「京町堀一丁目」停 |
テニスコート
ITC靭テニスセンターは、2014年4月より靱テニス・マネージメントチーム(公益社団法人日本テニス事業協会)、株式会社ITCによる共同事業体)が指定管理者として管理、2017年9月1日から、ネーミングライツにより施設名称が「ITC靱テニスセンター」となっています(靭庭球場も「ITC靭庭球場」と改称)。
国内外のテニス主要大会(世界スーパージュニアテニス選手権、ジャパン女子オープンテニス、デビスカップ、東レ パン・パシフィックオープン)も開催されている西日本屈指のテニスコート施設です。
現在の施設は全天候型ハードコート16面で、うち一般コート14面・センターコート1面・サブセンターコート1面で構成されています。
センターコート・サブセンターコートには観客席を完備していて、公式試合にも対応しています。
- センターコート(ナイター施設完備・スタンド5000人収容)
- サブセンターコート(ナイター施設完備・スタンド500人収容)
- 一般コート14面(ナイター施設8面あり)
無論、公式大会以外の一般用にも利用されており、市民のコートとしてスクール・サークル活動などでも常に賑わっています。

ITC靱テニスセンター:06-6441-6211
大阪市オーパス・スポーツ施設情報システム
各施設には、個別の利用条件などがありますので、都度運営元機関にご確認ください。
以下写真の撮影日は、2019東レ パン・パシフィックオープン初日なので、平時とは雰囲気が異なっています。

●一般テニスコート全景
M.キーズ選手の練習。

●一般テニスコート全景

●一般テニスコート全景

●一般テニスコート通路

●センターコート外観

●センターコート正面玄関

●楠永神社
小さいお社で、テニスセンターの敷地脇にひっそりとあります。

●靭公園テニスコート外側通路
西側からセンター方向方面を撮影。
テニスコートの運営種別について
公営テニスコート
国営・県営・市営・町営など、公有地をテニスコート施設として運営している形態のものです。
公共サービスの一環として運営され、もっとも一般的で、一般の方でもなじみのあるテニスコートだと思います。
金額も格安で、単位時間は様々ですが、だいたいが1面1時間あたり300円~1,000円の範囲だと思います。
ほとんどの場合、抽選形式でコート予約をすることになりますが、各自治体、各コートによって申込み、利用、支払いなどのルールは異なります。
誰であれ登録すれば利用できる施設もあれば、その自治体に住所か勤務地がないと利用できないケースや、利用はできても利用料金が異なるケースもよく見られます。
現在はネット予約・抽選の方法が幅広く利用されるようになっていますが、その前提条件としてのルールを事前によく確認して利用するようにしましょう。
民営テニスコート
単に一般の方や企業が私有地テニスコートを商用として貸し出ししているケースはほとんどないと思います。
団体と継続的な契約でも結べない限り、スペースと運営費を考えても面貸しだけの事業化は困難と言えます。
民営の場合は、テニススクールの一定時間の面貸しや、ホテル、ペンション、旅館など宿泊施設の施設としての面貸し、或いは企業の福利厚生として従業員のために貸し出しているケースなどがほとんどだと思います。
企業の福利厚生利用施設以外は、利用者の制限はあまりないものの(スクール生のみの貸し出しというスクールもありますが)、費用は割高になることが多く、1面1時間あたり1,500円~3,000円ほどにはなると思います。
テニスは、天候にも左右され、また、一人ではできない(壁打ち、サーブ練習を除く)ものなので、コート予約や、人集めなどサークルや複数の人との協力が必要なスポーツです。
逆にだからこそ、雑多なことも含め、年齢や性別、それぞれの立場を超えた社会性も養えるスポーツであると、前向きにとらえて楽しむことも重要ではないでしょうか。
