テニス 2017 全仏オープン The French Open Roland-Garros (グランドスラム パリ/フランス)
おめでとうございます。
2017年ローラン・ギャロス、今年2大会目となるグランドスラムの主役は、やはり、赤土の主、ナダルでした。
2017全仏オープン 決勝
S.ワウリンカ vs R.ナダル
62 63 61
2015年優勝者のS.ワウリンカを圧倒し、すべてのグランドスラム(四大大会)初のラ・デシマ(スペイン語でV10を意味する)を達成、閉会式セレモニーもまるでナダルのために特別に準備がしてあったかのような仕様でした。
「用意してあったV10の横断幕などが無駄にならなくてよかったね」by ワウリンカ (私のジョークです)
今大会、第4シードで出場のナダルの決勝までの勝ち上がりです。
- 1回戦 vs B.ペール 61 64 61
- 2回戦 vs R.ハーセ 61 64 63
- 3回戦 vs N.バシラシビリ 60 61 60
- 4回戦 vs R.B.アグート(17) 61 62 62
- 準々決勝 vs P.カレノブスタ(20) 62 20 R
- 準決勝 vs D.ティエム(6) 63 64 60
今回は、BIG4との激突はなかったものの、このメンツを相手にして、すべてストレート勝ち。
しかも、こうして並べてみると、相手ゲームスコアの最大値が4で、1や0の目立つこと。
バシラシビリなどはもう公開処刑と言っても良いほどです。
いったい何が他者と異なるのか。
ボールの質?確かにここでは秀でている(適している)。
フットワーク?同上。
左利き?同上。
しかし、これらの要素だけで、同じプロ同士、これほどの差が付くものでしょうか。
視覚効果?
スタッド・ローラン・ギャロスはナダルのパワースポット?
ここの赤土にナダルの栄養となる成分が含まれているのか?
ローラン・ギャロス(フランスの英雄的飛行士)のご加護?
もう後の4つはオカルトです。
思わず悪乗りしてしまいましたが、相変わらず、この舞台での強さは圧倒的で、土魔神(人)、クレーキングなどの異名はまったくもって大袈裟ではありません。
賞賛の言葉を捜すのにひと苦労ですね。
既に2017年も半ばを過ぎました。
ここまでは、全豪オープンを獲った(決勝の相手もナダル)R.フェデラー、今大会のナダル、復活を遂げた2人のレジェンドが主役の座を譲りません。
昨年の我々の心配は何だったのでしょうか(笑)。
まだまだ楽しませてくれそうです。
錦織君、壁は高いなー。
