2018 Nitto ATPファイナルズ 錦織×ティエム 苦しんだ両者に賞賛を【2018ファイナル・ロンドン】

 

2018 ATPファイナルズ ラウンドロビン L.ヒューイット組 結果

1位通過 R.フェデラー

2位通過 K.アンダーソン

 

両者、おめでとうございます。

 

 

2018 ATPファイナルズ ラウンドロビン 5日目

D.ティエム vs 錦織圭

61 64

 

両者、調子の上がらないなか、ティエムのストレート勝利でした。

 

スコアほどは一方的ではなかったと思いますが、勝負自体を決めたのはミスの数の差だったでしょうか。

いや、面白いほどミスしましたし、序盤から1stサーブも全然入りませんでした。

こんなことがあるのかと思うほど。

結局、錦織にとっての今大会は、「総じて残念」だったかもしれません。

ただ、悪すぎた分、忘れて、割り切れる部分もあるかと。

世界トップ10に入る人間が、ひとつの大会での不調原因をすべて掘り下げても仕方ないでしょう。

「今季、驚異的なカムバックを実現し、ボーナスステージまで進んだが最後に調子崩した。」という位置づけの大会で良いのかなと。

 

 

ティエムも、今大会苦しみながら辿り着いた1勝、喜びもひとしおでしょう。

 

両者とも、讃えられてしかりかと思います。

 

 

 

2018 ATPファイナルズ ラウンドロビン 5日目

R.フェデラー vs K.アンダーソン

64 63

 

さすが、としか言いようのない、フェデラーの修正能力です。

 

フェデラーが、心身ともに絶好調モードだったはずのビッグサーバー、アンダーソンに快勝しました。

他者の評価や想定を軽々と超えてくる37歳、結局は、グループ1位通過です。

 

誰もが認める「史上最高のプレイヤー」なのですが、この人のこういうところを見習うとか、参考にできたらとか、何人の人が思えるでしょう。

なんというか枠が違う。

 

改めて、現代のテニスというスポーツのすべて(ATPという組織、数多のプレイヤー、世界中のテニスファン)をけん引する存在です。

考えようによっては、今大会緒戦、錦織圭は、この超人に「よく勝った」と言えなくもない(引き立て役だったとも言えなくもない)。

 

同時代でこの人と戦い、勝つことの価値を噛みしめて欲しい。

 

 

 

6日目、グループ・クエルテン、ラウンドロビンの最終日です。

 

更なる盛り上がりの構図が見えてきた今、体調不良といえど揺るぎそうにない王者ジョコビッチは、グループ・ヒューイットの1位フェデラーに呼応して、同じく1位通過の条件をクリアできるでしょうか。

 

こちらも当然必見、すべてが価値ある戦いです。

 

A.ズベレフ vs J.イスナー 11月16日 23:00~

 

N.ジョコビッチ vs M.チリッチ 11月17日 5:00~

 

 

 

 

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