張り詰めた緊張感の中、凄みのあるテニスで天敵を葬りました。
2018東京 楽天ジャパンオープン 準決勝
錦織圭 vs R.ガスケ
76 61
錦織自身、苦手意識も多少は感じていた様子です。
タフなメンタルも備えた天才、ガスケは、逆に、錦織との相性の良さに自信を滲ませつつ、今の地元のエースの好調さには警戒を強めてもいました。
だからこその試合前からの緊張感。
第1セットから互いに譲らず、両者とも最初から集中力を研ぎ澄まして相打ちました。
ただ、錦織が、若干押し気味に6-6まで進みました。サーブ、ストロークともに安定しています。
短期決戦は勢いが大切です。
本ゲーム中、安定を重視して我慢を重ねていた錦織は、タイブレークで、少し、力を解放して相手を攻撃、一気にセットを奪い去りました。
本当に、ここまでは凄まじい集中力。
第2セットは、集中こそ切らさないものの、むしろ脱力したフォームから伸びのあるショットを連発し、ある意味更に力を解放、ほとんどガスケに自分のテニスをさせませんでした。
サーブが、1st、2ndともに安定、ガスケ恐怖症に怯える我々も、ほとんど、安心して観ていられるレベル。
リターンは相変わらず究極水準、コーナーを狙ったソリッドサーブもしっかり返され、第2セットはさすがのガスケも弱気をみせ打つ手を失いました。
体調が良く、集中が上がっているときの錦織の恐ろしさを、改めてみせつける勝ち方でした。
さあ、わたし的には楽天でのノルマは達成です。というより、ひとつ勝ち過ぎです。
もう少し、時間的に余裕を持って上海MSへ向かって欲しかった。
(他はともかく、何が何でも今期中のMS制覇を果たしたい!)
でも、もう決勝。
棄権しない限り、戦わなくてはなりません。
相手は、ネクスト世代からただひとり生き残った挑戦者、D.メドベージェフです。
彼は、今大会予選からの勝ちあがりで決勝までたどり着きました(メドベージェフが予選からという今大会のレベルの高さがわかります)。
そして、今年8月のワシントンD.Cでの、綿貫陽介のATPツアーデビュー戦の相手でもあります。
結果は、綿貫にMPを握られながらも逆転勝利。

過去、錦織から1勝(2018モンテカルロMS、同大会で錦織は準優勝、優勝はR.ナダル)。
錦織が普通の調子であれば、確実に倒すべき相手のはずですが、どうでしょうか。
他のヤングと比べて少し地味ではあるかもしれませんが、さすがはロシアン・ブラッド、粘り強く、若くして穴のないテニスを展開します。
既にツアー初優勝を含む今季2つのタイトル(シドニー、ウィンストン・セーラム)を有しており、ロシア期待の22歳、やはり、侮れるはずもありません。
ダブルスでは、マクラクラン・勉(J.ストルフとのペア)も決勝にたどり着きました。
果たして、我々は、2018深センに引き続き、ツアー2週連続の日本人単複制覇などという、夢のようなリザルトをみることができるのか!?
でもお願い、錦織の激闘疲労 or ケガだけは勘弁してくださいと祈りつつ…。
