テニス 2016 全米オープン US Open (グランドスラム ニューヨーク/アメリカ) 熱戦は2ndウィークへ突入
A.マレーが強い!強すぎる!
今大会の第2シード、マレーの快進撃が続いています。
ご存知の方も多いとは思いますが、全米オープン前の戦績も凄いことになっています。
マレーの直近の大会戦績
- 2016 ウェスタン&サザンオープン(2016シンシナティ) ATPマスターズ 準優勝
- 2016 リオ・オリンピック 優勝
- 2016 ウィンブルドン選手権(2016全英) グランドスラム 優勝
- 2016 クィーンズクラブ選手権(2016ロンドン) ATP500 優勝
- 2016 全仏オープン(2016全仏) グランドスラム 準優勝
- 2016 イタリア国際(2016ローマ) ATPマスターズ 優勝
- 2016 マドリードオープン(2016マドリード) 準優勝
マレーは、ご存知のとおり、ご覧のとおり、5月以降、全米オープン直近の出場7大会ですべて決勝進出!
敗戦は3回のみという驚異的な戦績です。
N.ジョコビッチが若干陰りを見せる中、この人が現時点で最強と言えるのではないでしょうか。
BIG4と呼ばれる伝説的な4人の強者が支配すること久しいテニス界ですが、4人の中でもこの人だけがランキング1位の座に着いたことがありません。
無論、だからといってこの人がBIG4にふさわしくないという人はまずいないと思いますが、本人はやはりこだわりがあるようです。
気力、体力、技術も充実、R.フェデラー、R.ナダルの戦線離脱、ジョコビッチの不調…。
このタイミングで王座を狙わないわけがありません。
2016 全米オープン 4回戦
A.マレー(2) vs G.ディミトロフ(22)
61 62 62
そのマレーは、4回戦でディミトロフと対戦しました。
最近のディミトロフ、少しランキングは落とし気味とは言え、誰にとっても強敵であることは間違いありません。
しかし、マレーはディミトロフを圧倒しました。
この試合、印象的だったのは第2セット第8ゲームでした。
デューススコア。
前に出てきたマレーに対してディミトロフも前がかりの(それも良い感じの)パッシングショット(ネット前からのバックハンド強打)。
それをほんの刹那下がりながら、ドライブボレー気味に面でカウンターパッシング。
しかも、はっきりと、相手が届かない位置をも狙って。
これはやられた方は凹みます。
現に、ディミトロフの顔色が変わりました。
コート上、ほとんど全体が俯瞰できていなければできないプレーです。
恐るべき動体視力、予測能力、反射神経。
間違いなく、今、最強。
こんな男に勝てるのか…。
まもなく準々決勝、その最強に、錦織圭が挑みます 。