画像引用:大会公式ウェブサイト
テニス 2021 レーバー・カップ 大会概要・エントリー・結果
2021.09.24 – 2021.09.26
レーバー・カップ
ボストン/アメリカ合衆国
Laver Cup
Boston, MA, U.S.A.
2021年レーバー・カップの大会概要、出場選手エントリー、結果、チケット販売、テレビ放送・配信予定などの情報です。
[追記:2021/08/19]
チーム・ヨーロッパのメンバー発表。フェデラー、ティエム、ナダルは欠場。
[追記:2021/08/25]
チーム・ワールドの追加メンバー発表。
エントリー状況、対戦カード【ドロー(トーナメント表)・組合せ】結果等は、随時更新・追記していきます(3日間のラインアップ発表は、それぞれ前日の現地時間午後になる予定です)。
2021 大会概要
レーバー・カップ(Laver Cup)は2017年に新設された男子テニス団体対抗戦の大会で、欧州(チーム・ヨーロッパ)と欧州以外(チーム・ワールド)の世界選抜(選抜基準は特に明確でなく、多分に興行として運営側の恣意的調整・交渉が元になっています)で争われます。
大会名はオーストラリアのレジェンド・R.レーバーの名から冠されたものです。
2017年、2018年はエキシビジョン・カテゴリの大会でしたが、2019年のジュネーブ(スイス)大会からATPツアー公式戦に編入され、大会としての記録・ATPポイント・賞金などもプレイヤーのオフィシャル戦績として認定されるようになっています。
そしてそのことは、第1回のプラハ(チェコ)大会、第2回のシカゴ(アメリカ)大会ともに、特にBIG3の参戦(R.フェデラーのマネジメント会社による後援を含む)などにより興行的に上々の成果をあげられたことが大きく寄与しています。
第4回大会として予定されていた2020年ボストン(アメリカ)大会は、他の多くの公式ツアー大会と同様に新型コロナウィルス(COVID-19)禍の影響で延期を余儀なくされ、そのままこの2021年大会に移行されました。
尚、2022年大会も既に開催が予定されており、開催地はロンドン/イギリスと決まっています。
先に述べたとおり、このレーバー・カップの成功は、世界中で絶大な人気を誇るフェデラーが、自身を含めた大会のプロデュースに関わっていることも大きく影響しており、まだ確定情報はないものの、恐らく彼は今大会も出場を予定しているものと思われます。
ただ、そのフェデラーも今月で満40歳。最近では故障とその治療などによるツアー欠場が目立つようになり、選手としての最終章が遠くはないことも周囲に予感させています。
即ち、彼が優先的に参加するであろうこの大会は、ファンにとってもその勇姿を観ることのできる稀少な大会のひとつとして捉えられているとも言えるわけで、今年のイベントもその勝敗を超えて大きな盛り上がりを見せるものと予想されます。
そして、この稿をアップしたタイミングと重なるように、フェデラーは膝の再手術に踏み切ることを発表しました。
これから数週間から数か月、治癒とケアで時間を費やす覚悟のようですが、あくまでも前向きな、復活のための加療ということです。
この大会も少しトーンダウンしてしまいそうですが、切に、また元気な姿を見せてもらいたいと願うばかりです。
2021 レーバー・カップ
期間
2021.09.24 – 2021.09.26
開催地
ボストン/アメリカ
会場
TDガーデン
TD GARDEN
賞金総額
USD –
コートの種類
屋内ハード
大会フォーマット
- 「チーム・ヨーロッパ」と「チーム・ワールド」との3日間に渡る団体戦。
- 各チームの正規メンバーは6名ずつ(オルタネイト・プレイヤー各1名)。
- 3日間とも4試合(シングルス3試合・ダブルス1試合)。
ポイント制で、先に13ポイント獲得したチームの優勝(1日目の勝利試合は1ポイント獲得、2日目の勝利は2ポイント獲得、3日目の勝利は3ポイント獲得 勝利ポイント合計24ポイント)で、先に13ポイント獲得したチームの優勝。 - 3日目の第12試合終了時に同点(12:12)の場合、ダブルスのデサイディング・ゲーム(優勝決定戦)を行い勝敗を決する。
- 試合はすべて3セットマッチ(第3セットは10ポイントタイブレーク)。
- 各プレイヤーは最初の2日間で少なくともシングルス1試合をプレイする。
- 各チーム少なくとも4名のダブルス参加。
過去優勝チーム
2019 ジュネーブ大会:チーム・ヨーロッパ(13-11)
2018 シカゴ大会:チーム・ヨーロッパ(13-8)
2017 プラハ大会:チーム・ヨーロッパ(15-9)
過去3年はすべてチーム・ヨーロッパが優勝していますが、2019年大会ではチーム・ワールドが第11試合目終了時点で11-10と僅差でリードしたまま勝負は最終ラバーまでもつれました。
結局、その最終12試合目で、A.ズベレフ(ヨーロッパ)がM.ラオニッチ(ワールド)を激戦の末降し逆転優勝で大会3連覇を果たしました。
●2019年大会レビュー動画
●2019年大会ラストマッチ(ズベレフ vs ラオニッチ)動画
チケット情報
大会公式ウェブサイト/チケット
現時点で観客数制限はないとのことです。
大会公式メディア
2021 エントリーメンバー
2021/08/16付
2021/08/19付
2021/09/23付
チーム・ヨーロッパ Team Europe
キャプテン:B.ボルグ
R.フェデラー(公式発表はまだありませんが恐らく欠場)D.ティエム- M.ベレッティーニ
- D.メドベージェフ
- S.チチパス
- A.ズベレフ
- A.ルブレフ
- C.ルード
- F.ロペス(オルタネイト・プレイヤー)
チーム・ワールド Team World
キャプテン:J.マッケンロー
- D.シャポバロフ
- F.オジェエイリアシメ
- D.シュワルツマン
- R.オペルカ
- N.キリオス
- J.イスナー
- J.ソック(オルタネイト・プレイヤー)
テレビ放送・配信予定など
国内向けでは、現時点で以下のメディアでの配信が予想されます(悪しからず、確定情報ではありません)。
2021 大会結果
DAY1
C.ルード vs R.オペルカ
63 76
M.ベレッティーニ vs F.オジェエイリアシメ
67 75 10-8
A.ルブレフ vs D.シュワルツマン
46 63 11-9
A.ズベレフ/M.ベレッティーニ vs J.イスナー/D.シャポバロフ
64 67 1-10
DAY2
S.チチパス vs N.キリオス
63 64
A.ズベレフ vs J.イスナー
76 67 10-5
D.メドベージェフ vs D.シャポバロフ
64 60
A.ルブレフ/S.チチパス vs J.イスナー/N.キリオス
67 63 10-4
DAY3
A.ズベレフ/A.ルブレフ vs D.シャポバロフ/R.オペルカ
62 67 10-3
以下デッドラバー
マッチ10(シングルス)
マッチ11(シングルス)
マッチ12(シングルス)
優勝:チーム・ヨーロッパ(14-1)
●2021年大会ラストマッチ(マッチ9)動画
大会はチーム・ヨーロッパの圧勝で幕を閉じました。
現状の勢いでは仕方ないかもしれません。
※同週開催ツアー大会
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