2014 ムチュア・マドリードオープン 決勝 錦織×ナダル 掴みかけたマスターズの栄冠【2014マドリード】

テニス 2014 ムチュア・マドリードオープン
結果など

ATPマスターズ1000 ムチュア・マドリードオープン マドリード/スペイン
Mutua Madrid Open Madrid, Spain
2014.05.04 – 2014.05.11

結果・総括です。

錦織圭が準優勝!…

今大会、優勝はクレーキング・R.ナダル。

錦織圭は、確かに、掴みかけました。

マスターズの頂点と、あのナダルからの勝利を…。

しかも、クレーコートで…。

同大会、前年度も優勝のナダルは、2連覇で4度目の優勝です。

優勝4回はB(ボリス).ベッカーと並び大会最多記録となりました。

決勝

R.ナダル vs 錦織圭
26 64 30(錦織の棄権)

錦織圭は今大会第10シード。

決勝までの勝ち上がりは、以下のようになりました。

1回戦 vs I.ドディグ(64 64)

2回戦 vs G.ガルシアロペス(63 61)

3回戦 vs M.ラオニッチ(76 76)

準々決勝 vs F.ロペス(64 64)

準決勝 vs D.フェレール(76 57 63)

D.フェレールとの準決勝はフルセットの死闘でした。

しかし、なんという無念でしょう…。

体が限界に達しました。

ナダルも確かに本調子ではありませんでした。

が、この試合の錦織のテニスは、完全にクレーキングを凌駕していました。

リタイヤのコールと審判、ナダルへの挨拶。

幾度か、錦織は逡巡し、躊躇いながら、本当に哀しそうな表情でその自身の決断を表明しました。

我々は、声も出ません。

「悔しい」。自分のことよりも悔しい。

無論、錦織の悔しさ、無念さは、本人以外には測りし得ない感情であったことでしょう。

クレーキングを相手に、このようなパフォーマンスが出来るプレイヤーがこの数年でどれだけいたでしょうか。

言うまでも無く、ほとんどいません。

現在のATPツアーの他の誰も、本当に、クレーコートでナダルを追い詰めるような選手は存在しないのです。

ナダルも、インタビューでは錦織のプレイを賞賛、自身が追い詰められていたことを認めているようです。

結局、このマスターズは、錦織の成長と課題を両方浮き彫りにした大会になりました。

世界のトップと堂々と渡り合える技術とスピードとメンタルは既に手に入れようとしていますが、大会を通して高いレベルを維持できるだけのフィジカルが未だ得られない。

今大会(vs D.フェレール)のように、準決勝で削られてしまうのです。

どうしても身体が悲鳴をあげてしまう。

恨み言ですが、準決勝がフェレールでなければ…。

ただ、フェレールに対しても、クレーコート上で彼とここまで戦い、そして勝利するというのも並大抵のことではありません(間違いなく、BIG4に次ぐ、いやクレーコートではほぼ同格と言っていいほどの実力者です)。

改めて、フィジカルの問題は無理もないことです。

欧米人に匹敵するよう骨格、関節、筋肉を鍛えるにはどうすれば良いのか。

そもそも、日本人男子としてこのレベルに達した人間が過去に存在しないのですから、錦織本人以外にはその最適解のヒントすら知る由もありません。

しかし、勝てば勝つほど身体を酷使するプロテニストーナメントが、彼の選んだ職業です。

そして、若くしてここまで来ているなら、まだ成長の余地は必ずあるはず。

もうすぐ実を結びます。

まだ若い!

「故障→回復」の過程も貴重な経験のひとつです。

再び、今度はパリの赤土で同様のパフォーマンスを見せてくれることを信じています。

無念、でも期待。

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