2019 BNLイタリア国際 ドロー発表/結果【2019ローマ】

テニス 2019 BNLイタリア国際
Internazionali BNL d’Italia
(ATPマスターズ1000 ローマ/イタリア)
ドロー(トーナメント表)発表

2019大会概要・出場選手エントリー告知記事はこちら↓

【2019ローマ】BNLイタリア国際男子 エントリー告知 錦織出場
テニス 2019 BNLイタリア国際男子 Internazionali BNL d’Italia (ATPマスターズ1000 ローマ...

大会結果等の総括もこの記事に追記する予定ですので、よろしければまたご参照ください。

[追記:2019/05/20]
大会結果として、下方に準々決勝から決勝までの記事を追加しました。

BNLイタリア国際のドローが発表されました。

マスターズが2週続くハードスケジュールのなか、もう全仏オープンも目の前です。

選手は皆疲労も溜まってきているとは思いますが各々ケガのないように注意してほしいと思います。

R.フェデラーの出場、D.フェレールの引退、デルポトロの復帰と錦織とのダブルスペアリングなど、本戦の結果とは少し離れた部分でもマドリード大会は色々と話題の多い大会でした。

現時点でマドリードの最終結果も出ていませんが、次のイタリアの舞台はもう盛り上がっているようです。

さて、2019ローマ、錦織圭は、第6シードでの出場となります。

マドリードでは、3回戦でストロング・モードのS.ワウリンカに惜敗しましたが、錦織自身は調子は悪くないとコメントしています。

見た目にも、一時の不調は抜け出したようにも思いますが、こうなったら全仏オープンに照準を合わせて調整するのもありなのかなとも思います。

ドロー(男子シングルス)

PDFを表示しています(1ページ)。
画像下部より拡大・縮小ができます。

draw-ms-2019rome-r

公式 PDFリンク(男子シングルス)

公式 PDFリンク(男子ダブルス)

(ATP公式ウェブ)

公式 PDFリンク(女子シングルス)

公式 PDFリンク(女子ダブルス)

(WTA公式ウェブ)

上位シード、錦織のドローは?

今大会、第1シードはN.ジョコビッチ、第2シードはR.ナダル、第3シードにR.フェデラー、第4シードがA.ズベレフとなりました。

マドリードでもしっかりベスト8に残った面子です。

それにしても、スキップも考えられていたフェデラーがまたドローに入ったのは意外でした。

更なる調整を求めているということなのでしょうか。

奇しくも、ほんの数刻前、マドリードの準々決勝ではフェデラーはD.ティエムにフルセットで惜敗(MPまで握りました)したところです。

逆に、久々のクレーでティエムとここまで競り合うことも驚異的ですが…。

フェデラー、試合後のコメントで、イタリア国際出場の決断はぎりぎりまで保留したいとの談話があった模様です。

錦織圭は先述のとおり第6シードの出場です。

錦織のポテンシャルドローを見てみます。

1/2山はジョコビッチの山、1/4山はズベレフです。

1回戦BYE、2回戦G.ペジャ、3回戦G.ディミトロフ、準々決勝ズベレフ、準決勝ジョコビッチ、決勝ナダルということになります。

2回戦からペジャはちょっと厄介です(あくまでも予測ドローですが)。

ペジャは今季ひじょうに好調で、ランキングも今がキャリアハイの26位に入ったばかりです。

全仏オープンへの勢いを考えるのか、或いは調整に努めるのか。

やはり気になるのは全仏オープンの展望

ココまで来ると、上位陣は皆、全仏オープンを意識しないわけにはいきません。

全仏オープン制覇が至上命題であるナダルはどういうマネジメントを考えているのか。

かつてクレーシーズンでは大会総なめに近い活躍をしていた土魔神・ナダルも、永遠に最強ではありませんし、年齢を考えると連戦の影響も考えねばならないでしょう。

ただ、出場してしまうと、選手のサガとして目の前の試合は勝ちたくなるでしょうし難しいところです。

誰もがフェデラーやジョコビッチのように、割り切って前哨戦をスキップして、ぶっつけ本番で勝負できるわけでもありませんし、どちらかと言うとナダルは試合勘の持続を大事にするタイプだと思います。

ここでのマネジメントは重要です(既に述べましたが、錦織にも同じことが言えると思います)。

また第5シードのティエムもその動向が注目されます。

既にマドリードでは準決勝まで進んでいます。

手を抜くような選手ではありませんので、全仏オープンを睨みつつも、彼の場合はローマも全開で当たるでしょう。

西岡、ダニエルは予選出場

西岡良仁(1回戦 vs D.クドラ)、ダニエル太郎(1回戦 vs D.ジュムール)。

なんと言うことか、この2人は同じ山、勝てば2回戦で相対することになりました。

貴重な日本人の予選勝ち上がり枠が1枠になってしまいました。

ただ、ちょっと試合を見てみたい気もします(予選の放送・配信はないでしょうが)。

こればかりはしょうがないですね。

どちらか、頑張って突破してください。

ラッキールーザーの一縷の望みがあるかもしれませんし。

男子ダブルス

男子ダブルス、マクラクラン勉は今回もJ.L.ストルフと組み出場です。

そしてまたしても強豪ペアのO.マラク/M.パビッチ組と1回戦^^;

共催女子 WTAプレミア

女子シングルス、大坂なおみが第1シードで出場します。

全仏オープンに向けての総仕上げとしたいところですがどうでしょうか。

第2シードはP.クビトバ。

また、第10シードでS.ウィリアムスも登場。

今大会の日本人女子のシングルス予選挑戦はありません。

女子ダブルスでは、加藤未唯がJ.ムーアとのペア、二宮真琴がD.クラウチェク、青山修子がL.マロザバとそれぞれ組み出場です。

加藤組と二宮組は1回戦で対戦です。

放送・配信予定など

国内向けでは、以下のメディアで予定されています。

GAORA

NHK・BS1

WOWOWメンバーズオンデマンド

Paravi

https://www.internazionalibnlditalia.com/en/

[追記:2019/05/20]

大会結果
優勝はR.ナダル!マスターズ34度目の戴冠

準々決勝

錦織圭(6) vs D.シュワルツマン
46 26
R.ナダル(2) vs F.ベルダスコ
64 60
R.フェデラー(3) vs S.チチパス(8)
フェデラーの棄権
N.ジョコビッチ(1) vs J.M.デルポトロ
46 76 64

準決勝

R.ナダル(2) vs S.チチパス(8)
63 64

1週間前のマドリード準決勝ではチチパスが遂にナダルから初の勝利を挙げました。

しかし、ナダルから3勝1敗で5回目の対戦は、ナダルの雪辱プログラムが作動しました。

ナダルは、よりスピンを効かせたボールをチチパスのバック側に効果的に配給し、常に先手を打つ戦略。

クレーでの連敗など許されない土魔神の意地の勝利でした。

これでナダルは、準決勝での連敗を3でストップし、クレーでの復権を予感させることになりました。

敗れはしたものの、チチパスも安定した強さです。

スマートな体つきに端正なマスクの外見とは裏腹に、ストロークをはじめとした挙措動作はむしろ荒々しく豪快で、フットワークもベタ足気味の忙しい動きです。

そして、その動き同様ファイティングスピリッツにも感服します。

常に勝利に貪欲な姿勢を隠さず、闘志むき出しでBIG3にも挑みます。

近い将来、こういう人が世界を制するのだろうと思わざるを得ません。

N.ジョコビッチ(1) vs D.シュワルツマン
63 67 63

グランドスラムが近づき、ジョコビッチも研ぎ澄まされてきた印象です。

シュワルツマンに中盤は苦戦を強いられたものの勝ちきりました。

準々決勝で錦織を降したシュワルツマンはやはり好調でした。

王者相手に第1セットを取られても諦めず、第2セットでは主導権を握ったままタイブレークに突入し、このセットをもぎ取ります。

最後は力負けとなりましたが、この大会は彼に更なる自信を与えたものと思われます。

決勝

N.ジョコビッチ(1) vs R.ナダル(2)
06 64 16

王者たちの戦い。

過去の対戦は、ジョコビッチから28勝25敗です。

両者のマスターズ優勝回数はなんと同数の33回(歴代1位。3位はR.フェデラーの28回)。

どちらが勝っても単独1位となるマスター・オブ・マスターズ!

また、これまでのナダルのマスターズ決勝進出回数は50回(R.フェデラーと並び歴代1位)、ジョコビッチは48回(歴代3位)。

因みに、4位はA.アガシの22回、5位のA.マレーが21回。

今更ながらBIG3のモンスターぶりが際立ちます。

時代の理不尽さというか、この十数年のマスターズの価値の高さが尋常でないことがうかがえます。

第1セットは予想外の外、ナダルのとんでもない猛攻がはまりベーグルになります。

中継実況によるアナウンスによると、両者の53回の戦歴上ベーグルスコアは初めてとのこと。

第2セット、さすがにジョコビッチも反撃に出ますが、序盤はややナダルが圧しこみ、我慢が続くジョコビッチ。

しかし、ジョコビッチがブレイクポイントを再三セーブしていくなか、山場の第10ゲーム、遂にナダルの綻びを見逃さずジョコビッチのブレイク&セット奪取。

王者の不屈の闘志は健在です。

ファイナルセット、いきなりナダルがブレイクをもぎ取り、流れを力で引き寄せます。

ジョコビッチも第3ゲームはキープ、緩急の工夫を駆使するなど必死の攻防をみせますが、圧されているせいかタッチミスも見られ流れを得られず、第5、第7ゲームもブレイクされ万事休す。

ジョコビッチも全体を通して決して悪くはなかったと思います。

しかし、クレーコートでハマってきたときのナダルはこれほどまでに止めることが難しい。

ナダルが、今季のこれまでのクレーでの鬱憤を晴らすかのように躍動しました。

戦略的には、フォアのヘビースピンボールをジョコビッチのバック側に弾ませ、対応してきたクロスボールをダウンザラインに沈めるという基本パターン。

ジョコビッチだからこそ鋭く対応できる(戦略が読めていて、かつ技術が高いため)そのバックのクロスなのですが、この試合のナダルのボールは圧が更にえげつなく、ジョコビッチのミスもしばしば出ました。

王道の攻守両面にわたる展開で、ナダルはいつものこのシーズンの彼の定位置に戻ってきたようです。

全仏オープン前哨戦最後のマスターズ、ナダルは前述のマスターズ歴代優勝回数を単独の34回に更新し、きっちり間に合わせてきたということでしょうか。

錦織圭の結果

  • 1回戦BYE
  • 2回戦 vs  T.フリッツ 62 64
    過去錦織から2勝0敗。前日の悪天候の影響で、この日はダブルヘッダーです。1試合目となったフリッツ戦は、まずまずの試合運びでした。
  • 3回戦 vs J.L.ストルフ 36 76 63
    ダブルヘッダーの2試合目、ストルフとは初対戦でした。序盤から、ストルフは強力なサーブを軸にストロークでも積極的に展開、錦織は中盤まではかなり圧された試合でした。

    経験値と技術で勝ち取りましたが、先行され激戦を強いられた試合でした。
  • 準々決勝 vs D.シュワルツマン 46 26
    過去錦織から3勝0敗、前日のダブルヘッダーからすぐ翌日というタイトなスケジュール。
    今回はシュワルツマンの初勝利です。
    条件的には両者とも同じでしたが、錦織は前日のダブルヘッダーが響いたのか序盤から動きはあまりよくありませんでした。
    シュワルツマンは逆に軽快な動きで攻撃的なプレーを継続し、常に主導権を握りストレートで錦織を降しました。錦織も勝てない試合ではなかったと思いますが、痛いミスが敗戦につながり、全仏オープン前に課題を残したかたちです。
    あえて強調することもありませんが、クレーコートでのサーブのありかたや、今季の明らかなスタミナ切れの問題は、メンタル面ともども軽く扱えない事項です。
    前向きに考えて、全仏オープンの準備期間が増えたと思って調整するしかありません。
    錦織サイドも工夫や変化を取り入れている様子は窺えます(ネットプレーの割合を増やしたり、ワイドサーブの精度を上げる試みなど)が、実を結ぶかどうか。

(補)大会出場の流れ

ブログ閲覧者の方からご要望があったため、エントリーからドロー発表、出場に至るまでのおおまかな流れを、用語とともに説明します。
尚、ルールについては、シーズン、大会ごとに異なる場合もありますので、現在でのおおまかな説明とさせていただきます。
誤りなどもあるかもしれませんが、その場合にはご容赦のうえ、やさしくご指摘いただけると幸いです。

エントリーリスト
通常、各大会の6週間前に発表される、その時点での大会出場者リストです。
ATPランキング順に出場が決定され、大会の出場枠にそのまま収まる(出場できる)ことを本戦ダイレクトイン、またはストレートインと呼びます。

オルタネイト枠(A)
ダイレクトインに届かなかった選手の、いわゆるキャンセル待ちの枠です。

ワイルドカード枠(WC)
大会主催者側の推薦枠で、ランキングの低い大会地元の若手がチャンスを与えられて入ったり、タイミングの都合でエントリーしていなかった上位人気選手が招請されて入ることもあります。

プロテクトランキング(PR)
故障などで6ヶ月以上渡りツアーを離れなければならなかった選手が、復帰の際、その故障時点でのランキング(厳密には3ヶ月の平均値)を大会エントリーに生かすことができる救済措置の権利のことを言います。
復帰から9ヶ月間限定で、ワイルドカードを除く8大会に利用できます。

ラッキールーザー(LL)
予選開始後に本戦に欠員が生じた場合、補充のために設けられる特別枠で、予選出場者に限られます。ここでも、予選最終ラウンドの敗者の中からのランキング上位者が優先されます。

ドロー
トーナメント表をドローと呼びます。
上記の条件を元に調整され、日程にして本戦の2,3日前に発表されます。
そして予選ドロー調整の後、間もなく予選が開始されます。

コメント

  1. 匿名 より:

    錦織、全仏で優勝しますよ。

  2. tennisnobonjin より:

    期待すると負けるので、平常心で見守りましょう^^;